あすはひのきになろう

ライトノベルを中心にいろんなコンテンツの感想を記録していきたいブログ

死んでいる私と、私みたいな人たちの声/大前粟生(河出書房新社)【感想】

 

2022年11月5日読了。

 

あらすじ

暴力から逃れられない運命なんて、あってたまるか。 恋人からのDVで命を落とし幽霊になった窓子(まどこ)と、高校生の彩姫(あやき)。最凶コンビが悪しき男たちに天誅を下していくが――。

「救いたい」思いが連鎖し走り出す!
世にも奇妙で愛おしい、怒りの幽霊ヒーロー小説

とんでもない、途方もない、救いの物語。
私たちは怨霊である。——松浦だるま(漫画家)

出典:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309030555/

 

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オルタネート/加藤シゲアキ(新潮社)【感想】

 

2022年11月5日読了。

 

あらすじ

私は、私を育てていく――。誰しもが恋い焦がれた青春の普遍を真っ向から描き切る、加藤シゲアキ、これが新たな代表作。

高校生限定のマッチングアプリが必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、3人の若者の運命が、鮮やかに加速していく――。恋とは、友情とは、家族とは、人と“繋がる”とは何か。悩み、傷つきながら、〈私たち〉が「世界との距離をつかむまで」を端正かつエモーショナルに描く。著者3年ぶり、渾身の新作長編。

出典:https://www.shinchosha.co.jp/book/353731/

 

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友達の妹が俺にだけウザい6/三河ごーすと(GA文庫)【感想】

 

2022年10月28日読了。

 

あらすじ

絶好調のいちゃウザ青春ラブコメ、2学期突入で文化祭編な第6巻!
絶好調のいちゃウザ青春ラブコメ、2学期突入で文化祭編な第6巻!

明照と真白、花火大会で急接近!ショックを受けた彩羽は、ウザさに代わる自分の魅力を探りはじめる。そんな彩羽をなんとか元に戻そうとした明照は、なぜか文化祭のミスコンで彩羽と戦うハメになり――?
「お前を、俺がたたき潰してやる」
「センパイの思い通りにはさせません。べーっ! だ!」
最強美少女・小日向彩羽を女装して打倒せよ! 学内で圧倒的人気の強キャラ彩羽に対抗するべく、自らの美少女化計画を練り始める明照。カオスな勝負のカギを握るのは、カナリアと――オタク嫌いの茶々良!? 2学期突入&文化祭編! いちゃウザ青春ラブコメフォークダンスで恋の炎が燃え上がる第6巻!!

出典:https://ga.sbcr.jp/product/9784815607814/

 

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聖女ヴィクトリアの考察 アウレスタ神殿物語/春間タツキ(角川文庫)【感想】

 

2022年10月24日読了。

 

あらすじ

王宮の謎を聖女が解き明かす!大注目の謎解きファンタジー
霊が視える少女ヴィクトリアは、平和を司る〈アウレスタ神殿〉の聖女のひとり。しかし能力を疑われ、追放を言い渡される。そんな彼女の前に現れたのは、辺境の騎士アドラス。「俺が“皇子ではない”ことを君の力で証明してほしい」この奇妙な依頼から、ヴィクトリアはアドラスと共に彼の故郷へ向かい、出生の秘密を調べ始めるが、それは陰謀の絡む帝位継承争いの幕開けだった。皇帝妃が遺した手紙、20年前に殺された皇子――王宮の謎を聖女が解き明かすファンタジー

出典:https://www.kadokawa.co.jp/product/322103000576/

 

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みるならなるみ/シラナイカナコ/泉サリ(集英社オレンジ文庫)【感想】

 

2022年10月20日読了。

 

あらすじ

「ねえチカ、私たちの約束を覚えてる?」
男子たちに嫌がられた。だから女子だけでバンドを組んだ。けど欠員募集に応募してきたのは、紛れもない男で…。(みるならなるみ)新興宗教で「幸福の子」と崇められる四葉は、唯一の友人の秘密を知りある罪を犯す。(シラナイカナコ)ガールズバンドと新興宗教、全く異なる世界に属する少女たちの鮮烈で泥濘んだ感情を、生々しく繊細な筆致で描くデビュー作。

出典:http://orangebunko.shueisha.co.jp/book/4086804441

 

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後宮の烏3/白川紺子(集英社オレンジ文庫)【感想】

 

2022年10月19日読了。

 

あらすじ

深いふかい海の底、夜のしじまに横たわり、わたしはずっと待っている。
「梟」が残した羽根に、自らの行く末を重ねる寿雪。先代の戒めに反し夜明宮は孤独から遠ざかるも、寿雪自身は虚しさから逃れることが出来ずにいた。烏妃の元には、今宵も訪問者が絶えない。泊鶴宮での怪異は、やがて烏蓮娘娘への信仰を脅かす『八真教』へと通じて? 他方、高峻は烏妃を「烏」から解放する一筋の光明を見出し、半信半疑ながらも寿雪と共にあることを決め!?

出典:http://orangebunko.shueisha.co.jp/book/4086802678

 

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紙鑑定士の事件ファイル 偽りの刃の断罪/歌田年(宝島社)【感想】

 

2022年10月17日読了。

 

あらすじ

このミステリーがすごい!』大賞 大賞受賞作&

読書メーター「読みたい本ランキング」单行本部門

月間(2020年1月6日~2020年2月5日)第1位

『紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人』に続く、

紙の蘊蓄(うんちく)が楽しめる連作短編集!

 

フィギュア造形の蘊蓄で野良猫虐待事件を解決し、印刷の知識で父を喪った少年の心を開く。さらに凶器が消えた殺人事件の謎を、コスプレの技術で暴く!?

 

どんな紙でも見分けられる男・渡部(わたべ)の紙鑑定事務所には今日も、紙にまつわる一風変わった依頼が舞い込む。

紙粘土のようなものをぶつけられて怪我をした野良猫たち。漫画の単行本を「不良品だ」と言って、心を閉ざす少年。そして、凶器が消えた奇妙な殺人事件――。

プラモデル造形家・土生井(はぶい)やフィギュア作家・團(だん)の知識を借りながら、渡部は複雑な謎を解決していくが……。

紙・フィギュア・アメコミ・印刷・コスプレなどさまざまな分野の蘊蓄を詰め込んだ、全三作の連作短編集!

出典:https://tkj.jp/book/?cd=TD027467

 

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法廷遊戯/五十嵐律人(講談社)【感想】

 

2022年10月16日読了。

 

あらすじ

第62回メフィスト賞受賞! 森博嗣に憧れた天才司法修習生が描く、感動と衝撃の傑作ミステリー
読書メーター読みたい本ランキング1位(単行本部門 日間・週間2020/3/25調べ)

2020年ミステリランキングに軒並みランクイン!
「ミステリが読みたい!」2021年版(早川書房)国内篇3位&新人賞受賞
このミステリーがすごい!」2021年版(宝島社)国内編3位
週刊文春」ミステリーベスト10 文春図書館2020国内部門4位
「2021本格ミステリ・ベスト10」(原書房)国内ランキング9位

<あらすじ>
法曹の道を目指してロースクールに通う、久我清義と織本美鈴。二人の過去を告発する差出人不明の手紙をきっかけに不可解な事件が続く。清義が相談を持ち掛けたのは、異端の天才ロースクール生・結城馨。真相を追う三人だったが、それぞれの道は思わぬ方向に分岐して――?

<絶賛の嵐!>
たんにリーガル・スリラーだけの面白さだけではなく、青春の苦みも剔出していて印象に残る仕上がりだ。大胆な挑戦にみちた作品であり、将来が実に頼もしい新人でもある。――池上冬樹(文芸評論家)

裁判をめぐる議論がそのまま人間ドラマになだれこみ、制裁と救済が法と情で二重に語られる。注目すべき新人作家だ。――円堂都司昭(文芸・音楽評論家)

今年大注目の本格ミステリであり、必読のリーガル・サスペンスであり――そして自信を持って推薦する青春ミステリの佳作である。――大矢博子(書評家)

まさに本格ミステリの美が凝縮されており、圧巻の一言に尽きる。――末國善己(文芸評論家)

正面切って法の問題を扱いながら難解な箇所がなく、全篇を楽しめる。作者はエンターテインメントの作法をしっかり理解しているからだろう。――杉江松恋(書評家)

法律に関する知識や真摯な考察と、外連味たっぷりな劇的エンタテインメント性とを両立させているのだから、これは無敵と言っていいだろう。――千街晶之(ミステリ評論家)

リーガルミステリーの歴史に、新たな傑作が加わった。――吉田大助(ライター)

<著者より>
法律は、世界の見え方を変えてくれました。自堕落な生活を送っていた大学生の僕にとって、法律学との出会いはそれくらい衝撃的なものでした。堅苦しくないし、退屈じゃない。むしろ、その面白さや奥深さに魅了されて、気付いたときには法律家の道を志していました。「法廷遊戯」は、僕が知っている限りの法律の魅力を詰め込んだ小説です。読み終えたとき、法律や裁判の印象が変わっていたら、黒と白の間にある灰色について考えていただけたら、著者としては幸甚の至りです。よろしくお願いいたします!

出典:https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000328549

 

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メイド喫茶探偵黒苺フガシの事件簿/柴田勝家(星海社FICTIONS)【感想】

 

2022年10月15日読了。

 

あらすじ

「ボクはメイド喫茶が好きだ」
メイド喫茶が大好きな“ボク”が秋葉原で出逢った美人メイド・黒苺フガシさんは、秋葉原中に“推し”とメイド人脈を張り巡らせた「メイド喫茶専門の探偵」だった!
馴染みのメイド喫茶〈はぴぶる〉で発生した密室殺人現場に連行され、“ボク”はフガシさんの犯人捜しに付き合わされることに!

破格のSF作家にして破格のメイドカフェ愛好家、柴田勝家がついにミステリとしてのメイド喫茶の世界を書き尽くす!
メイド探偵フガシさんの推理が冴え渡る、メイド喫茶×本格ミステリ

出典:https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000366369

 

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お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件6/佐伯さん(GA文庫)【感想】

 

2022年10月14日読了。

 

あらすじ

夏の思い出、二人の触れ合い――
TVアニメ化決定の大人気焦れ甘ラブストーリー、第6弾

真昼の支えもあり、過去の苦い思い出と正面から向き合うことができた周。
実家で真昼を可愛がる両親と、家族のぬくもりを喜ぶ真昼の姿を微笑ましく眺めながら、改めて隣にいてくれる彼女のありがたみを実感し、真昼のそばに居続ける決意と覚悟を新たにした。
夏も終わりに近づき、二人で浴衣を着て出掛けた夏祭り。少しずつ素直に気持ちを伝えあうようになった周と真昼の、夏の思い出は深まっていく――
可愛らしい隣人との、甘く焦れったい恋の物語。

出典:https://ga.sbcr.jp/product/9784815612009/

 

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