ワキヤくんの主役理論2【感想】
2020年9月13日読了。
あらすじ
「わたしでも……主役に、ちゃんとなれると思う?」
青春公園での一件の後、俺はこれまで通り、青春を目一杯楽しんでいた。学校で勝司たちと他愛も無い話をしたり、駅前にやたら良い雰囲気のおでん屋台を見つけて、店主の少女・赤垣此香と友人になってみたり。――しかし、日常は唐突に破られた。
「我喜屋先輩は姉が好みではありませんか?」
突如やってきた、叶の弟・望くん。彼の目的が全く解らないまま、何故か目の前でさなかとデートをすることに。しかし、さなかも何か思うところがあるようで……?
主役男と脇役女によるおかしな青春勝負、第2弾。今回はさなかが主役……!?
感想
明らかに続刊前提の展開なのに2年以上音沙汰なし……(察し)。
今回フィーチャーされたさなかの方がなんとなく日々を生きてる読者側に感覚が近い分、共感しやすかったですね。あとおでん屋の店主ちゃんめっちゃ好み。それなりに面白いのに、単巻では突き抜けた面白さがないのは、そもそもシリーズものとしての面白さを含ませようとしてるのにここで刊行が止まってるせいではないかという気がします。web版の連載は続いてるみたいなので、気になったらそっちを読むべきなんでしょうけどね……。まぁそのうち3巻が出る可能性がゼロなわけではないし、ほどほどに期待して待ちたいと思います。
電話でしか登場しない謎多き主人公の旧友くん、僕は実は女の子でヒロインレース参戦みたいな展開を予想してたんですがそういうわけでもなさそうですね……。結局何者だったんだろう……。