継母の連れ子が元カノだった２ たとえ恋人じゃなくたって【感想】

継母の連れ子が元カノだった2 たとえ恋人じゃなくたって (角川スニーカー文庫)

 2020年9月18日読了。若干ネタバレありです。ご注意下さい。

あらすじ

元カノvs新カノジョ候補!?　ぼっち系オタク少女・東頭いさな襲来！

水斗の前に現れた、ぼっち系オタク少女・東頭いさな。二人はすぐ意気投合、図書室で放課後を過ごす関係に！　友達以上なその距離感にやきもきする結女だが、水斗への恋心を自覚したいさなを応援することになり!?

出典:https://sneakerbunko.jp/product/motokano/321901000552.html

感想

　前半は前巻の流れそのままで、後半になってあらすじの新ヒロインが登場します。前半のテストのくだりはなんとなく赤坂アカの『かぐや様は告らせたい』のテストエピソードを思い出しました。全然関係ないし、どっちかというとこっちの話とは対照的なエピソードですが……。で、後半で登場する新ヒロインが独特で、面白いキャラをしてます。人間関係の築き方とか考え方が常人とはちょっとずれていて、一方で言ってることはわからんでもないという……。「無敵の人」と表現するとものすごく語弊があるんですが、恋愛に関してはそんな印象を受けます。失うものが何もないというか、フラれても関係性に大きな変化がないというのは面白いと思います。今巻で一応一旦の決着を見ましたが、今後どうにかなっていくのか？という感じですね。単なる当て馬にならないで欲しいところです。全体的に安定してこなれている感じで、読みやすいのは前巻と同じ。今後も期待です。