あすはひのきになろう

ライトノベルを中心にいろんなコンテンツの感想を記録していきたいブログ

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 16【感想】

 

 2020年10月21日読了。今回はがっつりネタバレありで書いてますので、未読の方は注意して下さい。

 

あらすじ

『ベルさんへ。今度の女神祭、デートしてください』

「「「「こっ、恋文だぁぁぁ!!」」」」
「ええええええええええええええっ!?」
街娘からの一通の手紙が波乱を呼ぶ!
挽歌祭とともに『二大祭』に数えられる『女神祭』で、ベルはなし崩し的にシルとの逢瀬に臨むことに。
だが、何も起こらない筈もなく! 豊穣の女主人、剣姫、更には【フレイヤ・ファミリア】を巻き込んだ大騒動に発展してしまう!

「全ては女神のために。――死ね、娘」

そして訪れる凶兆。一人の少女を巡り、都市にかつてない暗雲が立ち込める。

これは少年が歩み、女神が記す、

──【眷族の物語】──

 出典:https://www.sbcr.jp/product/4815607562/

 

 

感想

 ずいぶん久しぶりの本編新刊な気がします。表紙とあらすじから分かるとおり、シルさんの正体がついに明かされる回です。ダンまちに詳しい人ほどひっくり返ったんじゃないでしょうか。これでシル=フレイヤ説は否定されたもんだと思ってたんですが、ヘディンさんが全部ひっくり返してくれました。ミステリでこれやると読者に対してフェアではない(完全に後出しじゃんけん)んですが、ラノベなので全然ありでしょう。まぁこの説、当初からずっと言われてたし割と誰でも思うことなので、ファミリアクロニクル読まずにこの巻を読むとミスリードが上手く働かず「なぁんだ、引っ張っといてこれかよ」みたいになる可能性は高いですが……。

 次巻はVSフレイヤ・ファミリアになりそうなんですが、現状だとベルくんの頼れる伝手全部使ってもオッタル1人ともまともに戦えないと思うので、正面から戦うことはなさそう。他の眷属とちょっとスタンスの違うオッタルと、今回仲良くなった(?)師匠の動きが鍵を握るんじゃないでしょうか。まぁどっちにしろ次巻はダンジョンに潜らなさそうですね!