あすはひのきになろう

ライトノベルを中心にいろんなコンテンツの感想を記録していきたいブログ

ぼくたちのリメイク8 橋場恭也【感想】

 

 2021年3月23日読了。

 

あらすじ

僕には、何ができるんだろう―――


僕、橋場恭也。大中芸術大学、映像学科の2回生。かつては十年後の世界でゲームディレクターをしていたが、もう一度、人生を作り直すチャンスをもらい、憧れの芸大に進学。課題制作に追われながらも日々が楽しかった。そして二年が経ち、いずれプラチナ世代と呼ばれるであろう皆が頭角を現し始め、僕は立ち止まる。どうやら、改めて自分自身を、これからのことを考える時が来たみたいだ。加納先生の提案を受けて、僕はとあるゲーム会社でバイトを始めることに。自分にしかできない“何か”を見つけるための第一歩を踏み出した――。いま何かを頑張っているあなたの為にある青春作り直しストーリー、それぞれの岐路に立つ第8巻。

 出典:https://mfbunkoj.jp/product/bokutachi-remake/322007000687.html

 

 

感想

 感想漁るまで気づいてなかったんですが新キャラのあの人、βに出てくるあの人なんですね。全然気づいてなかった……(記憶力のなさ)。

 テレビアニメの放送クールも決定し、勢いに乗っている本作ですが、今巻は伏線をまく溜め回かな。新たに後輩系ヒロインも登場し、主人公の周りはますます賑やかになる一方、シェアハウスやサークルのメンバーはそれぞれ忙しくなって疎遠になりつつある……という感じなんですが、いや、この大学生特有の空気感を描写しているラノベって他にない気がしますね。まぁそもそも中高生向けなので当たり前なんですが……。読んでいる自分がぴったし同世代という事もあって、サークルメンバーで出かけるエピソードとか割と感情移入しちゃって切なくなりました。話ががっつり動くのはシノアキに焦点が当たる次巻以降かなと思うのですが、今巻でもそれぞれの登場人物がしっかり地に足着けて成長しているのが描写されていて良かったです。

 どうでも良いですけど、「暇つぶし」って検索する人って今現在でも多いんですかね。コンテンツが溢れすぎてる現代は、能動的に調べなくてもほっといたらコンテンツの方が近づいてきそうなものですが。