あすはひのきになろう

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りゅうおうのおしごと!14【感想】

 

りゅうおうのおしごと!14 (GA文庫)

りゅうおうのおしごと!14 (GA文庫)

 

 2021年3月24日読了。

 

あらすじ

 『中学校卒業までにタイトルを獲れなければ引退させます。そして――』
女流名跡リーグ、遂に開幕。
あいは両親と交わした約束を守るため、親友に貰った秘策を胸に東京へと乗り込む!
「使うよ……澪ちゃん!」
一方、史上最年少二冠を目指し各地を転戦する八一は、多忙を極める中で恋人に提案する。
「結婚しよう」
「ふぇ!?」
四段昇段という夢を叶え、想いが叶い、あらゆる幸せを掴んだ銀子。
そのプロデビュー戦の相手は……人間の形をした、最凶最悪の、才能。
虚構か、それとも予言か。将棋界の新たな章が始まる、激震の14巻!!

 出典:https://www.sbcr.jp/product/4815606619/

 

 

感想

 最終章突入ということで、また一段ギアが上がったという印象。なんか主人公の周りの人たちの心労がものすごい割に主人公自身がのほほんとしてるの何?と思ってたら終盤でメンタルボコボコにされてました。こいつ自身が強すぎて人間離れしてるせいでだんだん主人公目線で共感することが難しくなってきてるんですよね……。もう銀子ちゃんが主人公で良くない?

 今巻でめちゃくちゃ構成上手いと思ったのは恋愛周りの整理ですね。なんか読者が引くほどイチャイチャしてるし、これはさすがにヒロイン確定やろ!と思ってたらあのラストと感想戦ですからね。なるほどそうきたかぁって感じです。あと久しぶりの雷ちゃんもすごいぶっ飛んでて良かったですね。あの奇行っぷりでどうやって日常生活送ってるんだろう……。対局シーン自体は比較的あっさりめでしたが(主人公がほぼナレベで二冠とってて笑った)、今後の展開に期待させる巻でした。