あすはひのきになろう

ライトノベルを中心にいろんなコンテンツの感想を記録していきたいブログ

ドラキュラやきん!2【感想】

 

ドラキュラやきん!2 (電撃文庫)

ドラキュラやきん!2 (電撃文庫)

 

2021年4月8日読了。

 

あらすじ

虎木に憧れる新人バイト登場! コンビニ夜勤吸血鬼の生活に波乱の予感!?

 吸血鬼が一年で最も苦手な季節――クリスマス。街中に溢れる十字架だけでも気が滅入るのに、池袋でコンビニ夜勤に勤しむ吸血鬼の虎木にさらなる災難が。天敵である男性恐怖症のシスター・アイリスが、隣の部屋に引っ越してきたのだ。 
 聖務のパートナーに任命されてしまい、アイリスからどうにか逃れようとする虎木だが、職場のコンビニは年末の繁忙期に突入し、崩壊待ったなし。
 そんな時、新人バイトとして現れたのは、梁詩澪(リァン・シーリン)と名乗る美人の留学生。虎木は詩澪とバイトに励むが、そこにアイリスと未晴が様子を見に押しかけてきて、事態は修羅場寸前に。さらに、コンビニ強盗までやってきて――!?
 『はたらく魔王さま!』の和ヶ原聡司が贈る、ドラキュラ日常ファンタジー第2弾!

出典:https://dengekibunko.jp/product/dorayaki/322008000018.html

 

 

感想

 キャラ付けはかなり違いますが『魔王さま』における鈴乃ポジみたいな子が出てきました。ストーリーとしてはヒロインの過去話を掘り下げつつラスボス打倒を目指す感じでしょうか。となると、ゴールは見えていますしあんまり引っ張らない方が良いんじゃないかなぁと思ったり。お仕事ものとしての側面もなくはないですが、なんだか大変そうなところばかりがクローズアップされてて(特にオーナー)、あんまりやりがいとか楽しさが見えてこないんですよね。そういう意味では『魔王さま』的な流れを期待しない方が良いです。前巻の感想でもちょっと述べましたが、大体の枠組みだけ『魔王さま』をなぞって、中味は全然別物という印象です。1巻に引き続きアクションとかファンタジーの要素が強めで、方向性としてはむしろストブラとかの方が近い気がします。ある程度安定していますが、もう少し日常パートと戦闘パートのメリハリというか、展開の盛り上がりが欲しいかな、と思います。