あすはひのきになろう

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こわれたせかいの むこうがわ2 ~少女たちのサバイバル起業術~【感想】

 

 2021年5月1日読了。

 

あらすじ

舞台は、海と鉄の国へ。 少女たちの苦難は終わらない――!?

 ラジオに導かれ、独裁国・チオウから知恵と勇気で脱出を果たした少女、フウとカザクラ。たどり着いたアマクニは平和な国だったが、しかし二人にはじっとしていられない事情があった。
 「カザクラの故郷や家族を探す」。
 何らかの事情でサイボーグ化を余儀なくされ、記憶を失ったカザクラのルーツを探るため、フウは高い技術力を持つと言われる組織『ウパニシャド』との接触を試みる。
 しかし……謎の女・リリの介入で、彼女が『経営』する「奴隷監獄・ゴトクテン」へと、フウは単身誘拐されてしまって――!?
 海と巨橋の国を舞台に、少女たちの新たな脱出劇が始まる……!

出典:https://dengekibunko.jp/product/kowaseka/322002000163.html

 

 

感想

 結構方向性変わった?というのが第一印象でした。前巻よりもかなりアクションシーンが多く、あれ、いつからバトルもの読んでたっけ?って感じでした。確かにラジオもちょいちょい出てきたし、知識を身につけそれを武器に戦うみたいな場面がないわけではないですが、いかんせんバトルシーンが多くてそっちに印象を全部持って行かれているように思いました。前巻のストーリーラインが好きだった自分としては、若干思っていたのと違うというか、そう来たかーみたいに感じてしまいました。ページ数の割にテンポが良くて、そこはいいんですけどサブタイ的には起業パートをもうちょっと尺割いて見せて欲しかったなぁとか。

 新キャラも何人か増えたところで、肝心のカザクラの過去話の進展はまだまだなのですが、続刊は出るのかな……?