あすはひのきになろう

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継母の連れ子が元カノだった7 もう少しだけこのままで【感想】

 

2021年8月7日読了。

 

あらすじ

生徒会は、恋ざかり!? 新たな日常と体育祭――二人の誕生日ももうすぐ。
親の再婚できょうだいになった水斗と結女は、元恋人同士。
文化祭の一件から、元カップルだった記憶もいい思い出になりつつある秋のこの頃……結女が生徒会書記を務める、新たな日常も始まっていた!
緊張の面持ちで踏み入れた生徒会室に集うのは――意外と恋に多感な高校生たちで!?
水斗と散々嫌みを言い合った手前、いまさら好きだと言いにくい結女は、会長・紅鈴理はじめ女子メンバーの恋バナをヒントに、水斗から告白させるための“小悪魔ムーブ”を思いつき!?
「――私たちの、誕生日。予定、空けておいてね」
そしてきょうだいとして迎えるその日に、二人の想いは向かい合う――?

出典:https://www.kadokawa.co.jp/product/322010000189/

 

 

感想

 あとがきに「何ら恥じるところのない、堂々たる引き延ばしです(p.330)」とある通り、箸休め回ですね。キャラも若干増えました。

 アニメ化企画も進行中ということで、勢いに乗る本作ですが、箸休め回とは言えきちんと次巻に向けたフリっぽいのもあって、きちんと進展はありそうです。今巻は結女さんがいつも以上に生き生きしてて良かったですね。借り物競走とか、お題のチョイスも含めて良いシチュだ……となりました。ただ、いさなとかいう裏ヒロインがナチュラルにエッチなイベント起こしすぎなんですよね。コイツに結女さんが勝てるビジョンが見えない。矢印は完全にお互いを向いてるし、自覚も水斗が覚悟完了したらもう舞台は整ったようなもんなんですが……。

 本質話みたいなのも良いけど、こういうラブコメのためのラブコメもいいですよね。作者はその辺のさじ加減がよくわかってらっしゃる。今後も期待しています。