あすはひのきになろう

ライトノベルを中心にいろんなコンテンツの感想を記録していきたいブログ

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件5【感想】

 

2021年8月11日読了。

 

あらすじ

……これだけで、幸せですよ
大人気焦れ甘ラブストーリー第5弾!

 長い両片想いを経て、新たな関係性に一歩踏み出した周と真昼。お互いに未経験のことばかりに戸惑いながら、少しずつ距離を縮めていく。
 学校でも二人のことで話題は持ち切りで、辟易する周だったが、顔を上げるようになった周の姿に周囲の見方も徐々に変わっていく。一方、その様子を見た真昼は、気が気でない様子で――
 そして迎えた夏休み。二人きりででかけたプール。一緒に帰省することになった周の実家。これは積み重ねていく、二人の思い出の軌跡――
 可愛らしい隣人との、甘く焦れったい恋の物語。

出典:https://ga.sbcr.jp/product/9784815611699/ 

 

 

感想

 やっとくっついた第5巻。ここまで読んどいてあれですが、なんか微妙に合わないな~と思ってた理由がいくらかわかった気がしたのでちょっとメモ代わりに。

 一つは、似たような内容の会話の繰り返しが非常に多いこと。二人がお互いを大切に思ってること、主人公が良い奴だということ、主人公が体を鍛えていること、ヒロインがそんな主人公の体を直視できないこと……、本作は300ページ足らずを15話で区切るという1話1話をめちゃくちゃ刻む構成なのですが、類似の会話を連続する話数でそう何度も何度もされると「さっきも聞いた」となります。もう少し会話にバリエーションを持たせるか、1つの話を膨らませるかした方が良いんじゃないかなぁなどと思いました。

 もう一つは、これは個人の好みの問題というのが大きい気がしますが、心情を言語化しすぎな印象を受けます。気持ちを言葉にしすぎで、読んでる方がこっぱずかしくて眼が滑ることが多々あります。文章媒体だからって全部言葉で詳らかにキャラの口から語らせなきゃいけないって訳でもないですし、もう少し余白というか、抽象的な描写があっても良い気がします。ただ、ここは漫画とかアニメとかになったらまた印象が変わりそうなところだとは思います。

 今巻の感想にあんまりなってないですが、もともと進みは遅いので特に特筆して語りたいこともないんですよね……。シリーズをどこまで追いかけるかはちょっとわからないです。