あすはひのきになろう

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結婚が前提のラブコメ 3【感想】

 

2021年9月7日読了。

 

あらすじ

仕事と結婚、どっちが大事?
“結婚できない人を結婚させる仲人"、白城縁太郎は今日も婚活女子のサポートに奔走している。

牡丹と駿河野が、すれ違いの末に別れてしまった!
ふたりの間には、婚活における大きなジレンマ――「仕事と結婚」問題が横たわっていた。

頭を抱える縁太郎だったが、そんな彼のもとにも“婚活話"が持ち上がる。

相手は、京の呉服屋の娘。
結婚の条件は――いまの仕事を辞め、婿養子として家業を継ぐこと。

そう、縁太郎もまた、牡丹と同じ問題に直面することになったのだ。

悩む縁太郎。迷走を始める牡丹。
そして、彼の縁談を聞いて、気が気ではない二人が動きだし……?

ぜったい結婚したい系婚活ラブコメ、第3幕。
これはきっと、あなたとも“無縁ではない"物語。

出典:https://www.shogakukan.co.jp/books/09451871

 

 

感想

 エロ漫画家の牡丹にスポットが当てられる3巻。テーマは「仕事と結婚のどっちが大事か」。牡丹の話に主人公自身のお見合いを通して自分の結婚観を改めて見つめ直す構成、そこにヒロイン二人のやきもきをコメディ成分として加えるバランス感覚の良さには安定感を感じます。ただ、今巻を含めこれまでの巻ではいずれも主人公がヒロインに「妥協するな、理想の結婚を追い求めて幸せになれ」みたいな風に励ましてるんですが、これ、みんなが主人公に惚れちゃったら結局理想の結婚の実現は難しくなるわけで、真綿で自分の首絞めてるみたいな状況ですよね。まひるさんまで参戦したらいよいよ泥沼になりそうですが、次巻の展開やいかに。