あすはひのきになろう

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処刑少女の生きる道(バージンロード)6―塩の柩―【感想】

 

2021年9月8日読了。

 

あらすじ

「お前は、忘れない。ここで死ねるのなら、お前は幸運だ」

メノウと導師「陽炎」。
塩の大地での師弟の戦いは、メノウへと天秤が傾きつつあった。
アカリとの導力接続で手に入れた膨大な導力と、行使可能になった疑似概念【時】。
新たな力を得たメノウの勝利で終わるかと思われた訣別の戦いは、しかし、見え隠れする【白】の存在により予想外の方向へ向かいはじめる。

その頃、“聖地”跡では万魔殿が「星の記憶」へ足を踏み入れていた。
マノンの遺した一手が彼女に致命的な変化をもたらすことも知らず――。

そして、最果ての地にひとつの破局が訪れる。
彼女が彼女を殺すための物語、破戒の第6巻。

出典:https://www.sbcr.jp/product/4815611408/

 

 

感想

 諸々の設定開示と今後の展開に向けた布石が主の巻でした。ストーリー展開自体も熱いはずなんですが、要所要所で設定説明を語る必要が出てくるので、やや勢いやテンポが削がれていたところもあり、そこはやや難点だと感じました。良かったのは陽炎(フレア)の描写量が絶妙だったこと。語らなさすぎず語りすぎずっていう、キャラに関する余白の残し方が上手いなぁと思いました。今後の展開にも期待したいです。