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86―エイティシックス―Ep.2 ―ラン・スルー・ザ・バトルフロント―〈上〉/安里アサト(電撃文庫)【感想】

 

2022年1月2日読了。

 

あらすじ

即大重版の電撃小説大賞《大賞》受賞作、待望の第二弾!

 共和国の指揮官・レーナとの非業の別れの後、隣国ギアーデ連邦へとたどり着いたシンたち〈エイティシックス〉の面々は、ギアーデ連邦軍に保護され、一時の平穏を得る。
 だが──彼らは戦場に戻ることを選んだ。連邦軍に志願し、再び地獄の最前線へと立った彼らは、『隣国からやってきた戦闘狂』と陰で囁かれながらも、シンの“能力”によって予見された〈レギオン〉の大攻勢に向けて戦い続ける。そしてその傍らには、彼らよりさらに若い、年端もいかぬ少女であり、新たな仲間である「フレデリカ・ローゼンフォルト」の姿もあった。
 少年たちは、そして幼き少女はなぜ戦うのか。そして迫りくる〈レギオン〉の脅威を退ける術とは、果たして──?
 シンとレーナの別れから、奇跡の邂逅へと至るまでの物語を描く、〈ギアーデ連邦編〉前編!
“──死神は、居るべき場所へと呼ばれる”

出典:https://dengekibunko.jp/product/86/321704000087.html

 

 

感想

 アニメでは第1クール終盤から第2クールの前半部にかけて描かれた、小説1巻の終章までの空白期間を埋めるエピソード。

 アニメで履修済みな部分なので、話の流れや情景が既に頭に入った状態で読んだのもあって、アニメで拾いきれなかった要素を回収していく感じでした。映像ありきで読んでしまっている分、やや贔屓目で見てしまっている感はありますが、個人的には1巻に引き続き面白かったと思います。束の間の平穏を得たエイティシックスたちが再び戦場に戻るまでの感情の流れが良かった。やはり原作の方が人死にのあたりは割とさっくりしてる印象です。

 とはいえ、今巻は上下巻の上巻ということで、まだギアは上げられるはず。アニメでもそうですが、特にレーナの出番が少ないのはいささか寂しい。次巻の展開にも期待したいです。