あすはひのきになろう

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七つの魔剣が支配するIII/宇野朴人(電撃文庫)【感想】

 

2022年6月27日読了。

 

あらすじ

運命の魔剣を巡る魔法バトルファンジー、待望の第3弾!

オフィーリアが魔に呑まれ、 その使い魔にピートが攫われた。迷宮の深みに潜む魔女を相手に、自分たちに何が出来るのか? 苦悩するオリバーらは果たして、友人を取り返せるのか――。

出典:https://dengekibunko.jp/product/7-maken/321812000849.html

 

 

感想

 前巻でピートをさらったオフィーリアの過去回想がメイン。それ単体でも面白いんですが、オフィーリアの行く末自体が、同じく仲間と相容れない復習という目的を秘めた主人公の未来をいやでも予期させるものになっている点が良い。仲間たちの絆が深まれば深まるほど、避けられない決裂の時に思いが馳せられ、今から何とも言えない気持ちになります。

 ミリガン先輩との迷宮探索も、安定した筆力で楽しめました。リーヴァモアが引導渡そうとしてるのも地味に良い。

 次巻から2年生編ということで、どんな展開が待ち受けているのか。期待したいと思います。