あすはひのきになろう

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時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん4.5 Summer Stories/燦々SUN(角川スニーカー文庫)【感想】

 

2022年11月10日読了。

 

あらすじ

アーリャさん達の煌めく夏物語が描かれた番外編!

 新たな恋のはじまりを予感させた夏合宿。しかし、アーリャさん達の夏はまだまだ終わらない!
――有希の催眠術で政近が溺愛系イケメンに?予想外のスキンシップに妹と従者は悶絶寸前!――アーリャさんの激辛修行、向かったラーメン屋には意外な人物がいて?――妹に可愛い水着を着させたい!欲望全開な姉に巻き込まれたアーリャさんが着せ替え人形に!?――強くて美しいお姉様、あのカップルの馴れ初めエピソード――
 生徒会メンバー達の煌めく夏物語が描かれた番外編!
【さーくん。もう、会えないのかな……】
そして約束の場所で運命の相手を待つ彼女の想いが今、明かされる――。

出典:https://sneakerbunko.jp/product/roshidere/322203002217.html

 

 

感想

 辛いラーメン食ったり七不思議調査したり催眠かけたり水着選んだり料理対決したりの短編集。相変わらずオタクくさいギャグはやや苦手ですし、乃々亜のヤミ振りもキツ~って感じだし、妹の暴走には目に余るところもかなりありましたが、催眠の話はやたら筆が乗ってる感じがして面白かったです。やっぱり作者の性癖じゃないかこれ。まぁ綾乃が可愛かったし、アーリャもだんだん可愛げが出てきたし結構自分も馴染めてきたかもしれません。「ボソッとロシア語でデレる」要素はかなり希薄でしたが、その分ロシア料理出してバランスとろうとしてたのかな。でもそもそも「ボソッとロシア語でデレる」要素は面白いつまらないとはあんまり関係ない気がしてきました。そうなるとヒロインがロシア人である理由ももはやないのですが……。

 本編とは関係ないけどあとがきがやたら長くてちょっと驚いた。あとがき長い作者と言えば葵せきなのイメージですが、あっちはファンタジア文庫でしたね。この長さは史上初かもとか言ってたけど、どっちが長いんだろう。