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佐々木とピーちゃん 3 異世界ファンタジーなら異能バトルも魔法少女もデスゲームも敵ではありません ~と考えていたら、雲行きが怪しくなってきました~/ぶんころり(MF文庫J)【感想】

 

2023年1月2日読了。

 

あらすじ

世界最強の文鳥×平凡な中年のクロスオーバーエンタメ第三弾!


佐々木とピーちゃん(文鳥・ペット・賢者)は、今日も今日とて異世界と現代を行ったり来たり。理想のスローライフを求めて商売に精を出す。
現代では二人静の協力を得たことで、異世界の金品を現代の貨幣に変える手段を手に入れた。
魔法の鍛錬も進み、異能力者や魔法少女を相手に異世界の魔法で無双。
あとはたっぷり稼いで、悠々自適なリタイア生活を目指すのみ。
だが、彼らの行く手を阻むように各所では騒動が巻き起こる。
異世界では国王の跡目争いが本格的に勃発。
貴族に取り立てられて領地経営がスタート。
現代では連日のように異能バトルが発生。
魔法少女注意報、発令中。
そして、デスゲームに巻き込まれたお隣さんは、悪魔と共に天使の使徒たちから狙われることに。
いよいよ各界の交錯が始まり、佐々木の身の上が混迷を迎える、完全書き下ろしの第三弾!

出典:https://mfbunkoj.jp/product/sasaki_pichan/entry-10066.html

 

 

感想

 主人公がデスゲーム勢力と邂逅。お隣さんも本格的におじさんと絡みだした結果、「一体どうなっちゃうの~~~!?」的な修羅場展開で次巻へ続く!って感じ。対照的に星崎さんの出番は少なかったけどいつの間にかおじさんにフラグ経っててはぇ~となる。今までそこまで露骨じゃなかったよね? まぁ出番で言えば二人静さんがぶっちぎりでトップになってしまうのですが……。

 ピーちゃんのやらかし、結構致命的なんだけどお酒での失敗なのがちょっと微笑ましいと感じるから不思議だ。現実だと酒でのやらかしとか最悪でしかないのにね。あと個人的にはフレンチさんがちょろっと活躍してたのが良かったですね。最初からこの人だけ影薄くて何のためにいるんだ感あったので……。

 異世界側の事情とか課長の裏とか今後の展開の布石はいろいろありそうですが、そこまで続きが気になるかと言われるとそうでもないんですよね。やはり文体があまり合わないのと内容に比して妙に分量が多いのが未だに足を引っ張っているのかもしれません。