あすはひのきになろう

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探偵少女アリサの事件簿 さらば南武線/東川篤哉(幻冬舎)【感想】

 

2022年7月19日読了。

 

あらすじ

綾羅木有紗のワトソン役を務めたこの一年は、俺にとっても楽しく忘れられない日々になったのだから」

天才美少女探偵&ヘタレ三十路男が難事件に挑む!
大人気シリーズ涙の最終巻

勤め先のスーパーをクビになり、地元・武蔵新庄で「なんでもタチバナ」をはじめた橘良太。最近は名探偵一家の主である綾羅木孝三郎の娘・有紗のお守役を仰せつかっている。しかしこの有紗が曲者で、幼いながら名探偵気取り。
実際、推理力は父親をしのぎ、数々の難事件を解決してきた。
そんなある日、依頼先に出かけた良太が密室殺人に遭遇してしまい……。

溝ノ口&南武線を舞台に凸凹コンビが大活躍!
王道のユーモアミステリー、堂々の完結

出典:https://www.gentosha.co.jp/book/b14012.html

 

 

感想

 なんか唐突にアリサがどっか行って終わったと思ったら最終巻だったんですね……。良くも悪くもパターンがガチガチに固定されているので、変わり映えはしないものの安心して読めます。トリックも相変わらず「そうはならんやろ」的なのもチラホラありますが(特に第一話のパントマイム)、まぁ底も含めてこの作者さんらしさって感じ。とはいえ二話三話は盲点を突く感じで悪くなかったし、四話はがっつり物理トリックで、これはちょっと図が欲しかったかも……。

 今巻が最後ですが、謎ディや烏賊川市のように、復活の可能性もなくはない……かな?