あすはひのきになろう

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異世界ウォーキング 2 ~フリーレン聖王国編~/あるくひと(カドカワBOOKS)【感想】

 

2022年12月18日読了。

 

あらすじ

聖都観光を満喫するソラ達が出会ったのは、命を狙われる聖女様!?

召喚されたエレージア王国を脱出したソラ。旅の仲間も増え、聖王国で有名な「降臨祭」を見に行こうと聖都へ歩を進めながら、魔物討伐に村の復興、さらには聖女様の護衛と今回もスキル「ウォーキング」が大活躍!

出典:https://kadokawabooks.jp/product/isekaiwalking/322204000186.html

 

 

感想

 洗脳されて暗殺者になっていたヒカリを拾ってエレージア王国を去り、今回は旅の途中で出会ったパーティと協力してのオークとの戦闘と、フリーレン聖王国の聖女様をめぐるゴタゴタに巻き込まれる話の二本立て。尋ね人の一人も見つかったし、話が進んでいる感はあるんだけど、キャラもストーリーも薄味で面白味に欠ける印象。

 レイラたちのパーティは人数いる割にキャラ立ってるのがレイラとヨルの二人しかいないとか、そんな影薄いメンバーの別視点を無駄に入れる必要ないだろとか、細かいケチはつけられるけど、エピソード自体はよくまとまってるし、主人公がウザいとか何かひどく気になる欠点があるわけではない。でも、小綺麗にまとまっている分印象も薄くなってしまうというか、本作独自の強みみたいなのも見えてこなかった。全体的に地味で他作品との差別化ができていない。特に今回は馬車移動が増えたのもあり、ほとんどウォーキングしてませんでしたしね……。最低限の構成力がある分、ちょっともったいない気もしますね。もうちょっと尖ったところ見せてくれても良かったかもしれません。