あすはひのきになろう

ライトノベルを中心にいろんなコンテンツの感想を記録していきたいブログ

令夢の世界はスリップする 赤い夢へようこそ -前奏曲-【感想】

 

  2021年2月20日読了。

 

あらすじ

わたしの名前は谷屋令夢。中学二年生の女の子。身長も体重も成績も容姿も--何もかもが普通で、あまり印象に残らないわたしだけど、たった一つほかの誰にもない能力を持っている。それが、スリップ。
そして「この世界」にスリップしてきた令夢は、幼なじみの内藤内人といっしょに学校で起きた「落書き事件」の調査を開始する--。
クイーン、夢水清志郎、岩崎三姉妹、虹北恭助ら、はやみねかおる作品の主要キャラが総出演する、壮大な「赤い夢へようこそ」シリーズ前奏曲! 

出典:https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000343307 

 

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その日、朱音は空を飛んだ【感想】

 

その日、朱音は空を飛んだ

その日、朱音は空を飛んだ

  • 作者:武田 綾乃
  • 発売日: 2018/11/22
  • メディア: 単行本
 

  2021年2月20日読了。どこか歪な思春期の人間関係を描いた傑作でした。

 

あらすじ

 大ヒットシリーズ「響け! ユーフォニアム」の著者初の青春ミステリ
誰もが"あの時“経験したはずの(そして忘れてしまった) とても静かで生々しい青春のざらつき。 どうでもいいことが、死ぬほど大切だった–—本当に? 最後一ページ。歪められた青春の真実が明らかになるスクールミステリ。

出典:https://www.gentosha.co.jp/book/b12064.html

 

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にぎやかな未来【感想】

 

にぎやかな未来 (角川文庫)

にぎやかな未来 (角川文庫)

 

  2021年2月20日読了。

 

あらすじ

巨匠・筒井康隆の、とびっきりブラックで笑える掌篇集。解説・星新一
「超能力」「星は生きている」「最終兵器の漂流」「怪物たちの夜」「007入社す」「コドモのカミサマ」「無人警察」「にぎやかな未来」など、41篇の名ショートショートを収録。

出典:https://www.kadokawa.co.jp/product/321601000110/ 

 

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人類最強のsweetheart【感想】

 

 2021年2月15日読了。

 

あらすじ

愛しちまったら、死にたくねえな。
不屈の赤・哀川潤
《最強》シリーズ、完結!
人類最強の請負人哀川潤
今回の依頼は、あの・・占い師の実子・姫菜幻姫(ひめなげんき)を、
自ら予知した“死”から、守ること。
未来を変える最強・・の方法とは――⁉
『戯言』に恋し、『人間』を愛し、
『最強』にときめく冒険譚、ここに閉幕! 

出典:http://kodansha-novels.jp/2005/nisioisin/

 

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JKハルは異世界で娼婦になったsummer【感想】

 

 2021年2月16日読了。

 

あらすじ

JKハルのシリーズ短篇集登場!

『JKハルは異世界で娼婦になった』本篇後も、ハルたちの異世界ライフは続いていた――転送前の出来事を千葉視点から綴った前日譚「いつかヒーローみたいに君のこと救いたかった」、娼館に下着泥棒現る!? 「夜想の青猫亭殺人事件」、最強の冒険者の仲間イーゴとシスター・キヨリの物語「泥河は低く流れて」、ハルのその後とルぺの選択を描く「mom」等を収録。JKハルのキャラクターに再会できる、待望のシリーズ短篇集

出典:https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000014413/shurui/page5/disp_pc/

 

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JKハルは異世界で娼婦になった【感想】

 

 2020年2月10日読了。

 

あらすじ

11月9日、コミカライズ第1巻発売!(新潮社)異色のウェブ小説、ついに文庫化

普通の女子高生・小山ハルは、ある日交通事故に巻き込まれ――気づくと異世界に転移していた。生活のため酒場兼娼館『夜想の青猫亭』で働くと決めたハルだが、男尊&女卑の異世界では嫌なことや理不尽なことがありすぎた。同じく現実世界から来た同級生の千葉、娼館仲間のルペやシクラソ、ハルに思いを寄せるスモーブと出会い、異世界に溶け込みはじめたハルを待つ過酷な運命とは……。絶賛を受けた異色のウェブ小説、文庫化

 出典:https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000014373/

 

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探偵は教室にいない【感想】

 

探偵は教室にいない 真史と歩シリーズ

探偵は教室にいない 真史と歩シリーズ

 

 2021年2月9日読了。

 

あらすじ

わたし、海砂真史(うみすなまふみ)には、ちょっと変わった幼馴染みがいる。幼稚園の頃から妙に大人びていて頭の切れる子供だった彼とは、別々の小学校にはいって以来、長いこと会っていなかった。変わった子だと思っていたけど、中学生になってからは、どういう理由からか学校にもあまり行っていないらしい。しかし、ある日わたしの許に届いた差出人不明のラブレターをめぐって、わたしと彼――鳥飼歩は、九年ぶりに再会を果たす。
日々のなかで出会うささやかな謎を通して、少年少女が新たな扉を開く瞬間を切り取った四つの物語。
青春ミステリの新たな書き手の登場に、選考委員が満場一致で推した第二十八回鮎川哲也賞受賞作。

 出典:http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488025595

 

感想

 あらすじの通り、2018年の第28回鮎川哲也賞受賞作で、受賞時のタイトルは「学校に行かない探偵」。ちなみに前年度の受賞作は今村昌弘の『屍人荘の殺人』。だからってわけでもないですが、ちょ~っと印象に残りにくい作品かなという印象。いわゆる日常の謎を扱った学園もので、探偵役となるのは不登校の少年。短編連作ですし、主要登場人物が中学生ということもあって、中高生にも読みやすそうとは思いました。『氷菓』とか好きな人は好きそう。特に気に入ったのは第一話「Love letter from...」。ラスト一文がオチとして非常に秀逸で、ミステリというよりは青春小説として非常に洗練された一編だと思いました。メインとなるキャラも一見引っかかりは少ないですが、それぞれの短編を通して奥行きが生まれていたところも良かったと思います。その分、探偵役の子の掘り下げがほとんどなかったのは次回以降に回されたからですかね。一方で、日常の謎ものにしても謎がささやかすぎない?と思わなくもなかったです。探偵役本人も言っていましたが、推理というよりは確度の高い推測じゃない?と思うこともしばしば。あとは、他の人の感想見てると「爽やか」って単語をよく見かけ、選考委員にも「読後感も爽やか」(p.215)と書いてる人がいたのですが、個人的にはそうは感じませんでした。何故かと言うとどの話も(三話目は例外かも)謎の原因がさっぱり解決されたわけではないからです。一話は言わずもがなですし、二話も結果的には良かったという話。四話も家出のきっかけは別に解決されてません。そういう点から僕は爽やかというよりも清濁併せ持つ青春とか、ちょっとビターな青春を描いていると思うのですが、どうでしょう。