あすはひのきになろう

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七つの魔剣が支配するIX/宇野朴人(電撃文庫)【感想】

 

2022年9月9日読了。

 

あらすじ

決闘リーグも、いよいよ佳境へ。至高の魔法バトルファンジー第9弾!!

決闘リーグがいよいよ終盤へと突入し、激闘を勝ち残った四チームによる決勝戦が幕を開ける。オリバーたちの初戦の相手はヴァロワ隊。リーダーのユルシュル=ヴァロワが操る理解不能のクーツ流が三人を苦しめ、その剣戟はやがて、彼女が抱える異常なまでの憎悪を浮き彫りにしていく。
一方、優勝候補の一角であるアンドリューズ隊とコーンウォリス隊が対戦。アンドリューズとステイシーの熾烈な呪文戦から始まった戦いは序盤から二転三転し、それぞれの想いを乗せたぶつかり合いの果てに、予想外の結末を迎える。
そんな中、珍しく観戦に現れた天文学の教師デメトリオ。教師殺しの犯人を探る哲人の眼差しが、オリバーたちを鋭く見据える──。

出典:https://dengekibunko.jp/product/7-maken/322110000033.html

 

 

感想

 ほとんどが決闘リーグでの戦闘描写。なかなか戦いの内容も複雑で、頭に思い描くのに結構苦労しながら読み進めたんですが、これは自分がバカなだけ?

 ヴァロワさん、その激重過去でその間延びした喋り方になるか?とは思うけど、奥歯噛み折ったり舌噛みちぎったりするのには素直に引く。その後のスーやシェラ、アンドリューズやオリバーの戦い(河原で殴り合って友達になるやつじゃん、となった)もまぁ良かったんだけど、どっちかというと全部終わってやれやれ、と思ってたラストでぶっ込まれた異端狩りの話の方に持っていかれた感が。カティくんさぁ……。ナナオの死合い!死合い!みたいな姿勢も大概だけど、今回でカティがヤバイやつランキングトップに躍り出てきましたね。これで今まで設定としては語られていたものの、あまり本編に絡んでこなかった異端狩りのお話に深入りしていくことになるんでしょうか。ちょうど最近最新刊が出たので、なるべく早めに読みたいですね。