あすはひのきになろう

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クラウは食べることにした【感想】

 

 2020年9月10日読了。

あらすじ

第22回スニーカー大賞〈特別賞〉受賞作!お風呂?侵略?それとも…ご飯?
第22回スニーカー大賞〈特別賞〉受賞作!

庭先の巨大な竹から現れたのは、文化侵略兵器を名乗る銀髪の美少女・クラウ。日本の文化力を吸いつくし、高天原に送るのが目的らしいが――
「も、もうダメぇ……変身しちゃうよぅ……」
料理を食べては悶え、蓄えた文化力で変身するし、あげく香辛料でハイになり。
そんな食い意地MAXな侵略者は俺、匠香介の家に居着き、料理と文化と地球の明日を巡るドタバタな同居生活が始まるのだった!

出典:https://www.kadokawa.co.jp/product/321705000092/

 

 

感想

 かぐや姫の物語をモチーフにしたいわゆるボーイミーツガール系の作品です。主人公とヒロインであるクラウのやりとりが軽妙でテンポ良く、リアルタイムで漫才を聞いてる感じに読めて面白かったです。料理を中心にお着替えやパロディネタ、エッチなシーンなどなど、いろんな要素が詰め込まれており、かつ主人公の過去のトラウマを軸にきちんとストーリー性もあって好印象でした*1。が、他の人の感想を読むと要素詰め込みすぎたせいで散漫になってる、とか文化力(ぶんかぢから)あたりの設定が煩雑でわかりにくい、とか割と微妙な評価でそうか……となりました。個人的にはこういうノリは結構好きなんですけどねぇ……。

*1:サブヒロインの家のカレーの味を探るくだりとか良かった