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86―エイティシックス―Ep.6 ―明けねばこそ夜は永く―/安里アサト(電撃文庫)【感想】

 

2022年3月12日読了。

 

あらすじ

生きるために、すべきこと。それは――〈連合王国編〉、後編!

 誇り高く戦い、そして死ぬ。
 それが我らのさだめ。生への執着など、とうの昔に、はるか彼方に置いてきた。
 ……そう思っていた。そう信じていた。
 だが戦場へ臨み、潰され、壊され、朽ちることを良しとする〈シリン〉達の姿は、「エイティシックス」である彼らの目指す生き方が、只の狂気であると蔑む。
 生きる意味とは何か。苦悩するシン。シンを理解しようと心を砕くレーナ。
 だがその想いは不格好にすれ違ったまま――連合王国の命運をかけた「竜牙大山攻略作戦」の火蓋が、無情にも切って落とされる……!
 『連合王国編』完結のEp.6!
 戦わねば、生き残れない。だが戦えば生きられるわけでは、ない。

出典:https://dengekibunko.jp/product/86/321811001103.html

 

 

感想

 相変わらずシリアスにラブコメをぶち込んでくる。実を言うと戦闘描写自体にはそれほど惹かれていないのですが、戦いを通してシンとレーナの心情が変化していく様が丁寧に描かれるので、そこが見所だったと思います。再会したあともどこかすれ違っていた二人が、今巻でようやくしっかりと向き合えるようになり、感慨深いものがありました。〈無慈悲な女王〉も割とサクッと捕まってしまったのですが、何か狙いがありそうですね。