86―エイティシックス―Ep.7 ―ミスト―/安里アサト(電撃文庫)【感想】
2022年3月15日読了。
あらすじ
ひとときの休暇は、新たなる戦いの予感を連れて――〈盟約同盟〉編!
上位指揮官機〈無慈悲な女王〉。それは対レギオン戦争で守勢に立つ人類に与えられた“銀の弾丸”。『第86独立機動打撃群』の活躍で〈彼女〉の確保に成功した連邦・連合王国は、轡を並べる第三国「ヴァルト盟約同盟」にて、その解析と「尋問」を開始する。
一方、大戦果を上げた者たちにも報奨が授与された。特別休暇。鉄と血にまみれた日々を、僅かひととき遥か遠くに置き、シンとレーナはじめ皆はそれぞれに羽を伸ばす。が、同時に《その二人以外のほぼ全員》はある思いを共にしていた。
それは。“お前らいい加減、さっさとくっつけよ”
もう一つの戦線がついに動く(!?)Ep.7!
感想
うおおおおお待ちに待った戦闘なしの日常回!開幕お風呂シーンで笑った。表紙が既にゴールインみたいな感じですが、本編もしっかり楽しませていただきました。フレデリカとクレナはともかく、レーナにも矢印が向いていたのはちょっとびっくりでしたが、言われてみればそうだなぁなどと。
ラブコメ成分と並行して進む〈無慈悲な女王〉との対話。思った以上に人間成分が残ってるんだな、という印象。遂にレギオン戦争終結の条件も明らかになり、とはいえそう簡単にはいかなさそう。
あとがき後のパート、さすがにシンが気の毒すぎる。