あすはひのきになろう

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86―エイティシックス―Ep.8 ―ガンスモーク・オン・ザ・ウォーター―/安里アサト(電撃文庫)【感想】

 

2022年3月16日読了。

 

あらすじ

そして再び、戦いは残酷に全てを奪い――アニメ化決定の人気作、新章開幕!

〈レギオン〉完全停止の可能性。
 終わらぬはずの、戦争の終わり。
 それは人類の悲願。明日への希望。
 しかし、戦士たちは――戦いが終わった先、戦場で死ぬ定めだった「エイティシックス」は、どこへゆくのか。
〈シリン〉との出会いで、死を恐れぬことの不気味を知った彼らは、閉じていた未来への眼を、無理矢理に開かされた。
 ある者は、愛する人を見つけた。
 ある者は、世界を見て夢を描いた。
 だが……、それが出来ぬ者は。
 温かい希望の光が、彼らの鉄の意志と結束を歪め、そして。
 ついに、過去最悪の犠牲を生む。

 平穏を許さぬ、新章開幕のEp.8!
“辿り着いた海は、彼らに血を求めた。”

出典:https://dengekibunko.jp/product/86/322002000076.html

 

 

感想

 あっさり海に来てしまった。

 前巻から一転してがっつり戦闘。毎回〈レギオン〉のインフレがすごいんですが、それでもなんとかかんとか倒してて、素直にすごいなぁと思います(小並感)。シンたちのように徐々に未来へ向かおうとする者たちと、セオやクレナのようにまだ戦いの中にしか生きる意味を見出せない者たちとの間で、エイティシックスの中でもうっすらと分断が。そうしたセオが、征海艦隊の人々との交流の中で、誇りと生きる意味について捉え直すシナリオが良かったです。それだけに、ラストの展開は否応なしに彼に変化を迫りそう。

 あとレーナ、お前はいい加減返事をしろ。