あすはひのきになろう

ライトノベルを中心にいろんなコンテンツの感想を記録していきたいブログ

現実でラブコメできないとだれが決めた? 3/初鹿野創(ガガガ文庫)【感想】

 

2022年2月13日読了。

 

あらすじ

第三章 生徒会長ヒロインを確立せよ!
7月初旬、耕平はとあるラブコメを画策していた。
それは、日野春幸先輩の推薦人として“生徒会選挙イベント"を実現すること!
庶務・会計監査を務める彼女なら、必ず立候補するはず。
選挙を通じて、育まれていくヒロインとの関係。密かに芽生える恋心・・・・・・。
そんな妄想を胸に意気込む耕平だが、先輩は選挙に出馬しないつもりらしい!?
あの手この手を尽くすが、なかなか意志は固いよう。すると、その様子を見た鳥沢から、ある頼み事を持ちかけられる--。
さまざまな思惑が交差する、『実現する』ラブコメ第三弾!

出典:https://www.shogakukan.co.jp/books/09453006

 

 

感想

 久しぶりに読むと傍点の付いた文章の多さにクラクしてしまいましたが、ストーリー自体は面白かったですね。立候補しない理由や説得する論理の組み立てには、共感はできずともそれなりに納得していたものの、正直「そんなに上手くいくか?」と思っていたので、オチは結構盛り上がりましたね。終盤の「まさか……?まさか……?」という煽りが効いてたし、タイトルに絡めて主人公が大きな壁にぶつかる展開が熱い。ここからどう盛り返していくか、続きに期待です。