あすはひのきになろう

ライトノベルを中心にいろんなコンテンツの感想を記録していきたいブログ

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん4/燦々SUN(角川スニーカー文庫)【感想】

 

2022年7月27日読了。

 

あらすじ

ロシアンJKとの青春ラブコメ第4弾、ちょっぴり過激な夏休み編!

 終業式の後、晴れて名前で呼び合う間柄となった政近とアーリャさん。
気恥ずかしさから互いに煮え切らない態度で悶々とした時間を過ごす中、遂に待ちに待った統也主催による生徒会合宿がはじまった! 
豪華絢爛な別荘宅とプライベートビーチ、夏祭りに花火と輝ける青春謳歌する生徒会メンバー達。
 リゾート地でのロマンチックなシチュエーションと非日常感に高揚したアーリャさんは挑発的な笑みを浮かべていて――。
「それで? 政近君は、どこにキスしてくれるのかしら?」
 悶絶しそうになるほど刺激的な駆け引きを仕掛けてきて!?
 ロシアンJKとの青春ラブコメ、ちょっぴり過激な夏休み編!

出典:https://sneakerbunko.jp/product/roshidere/322106001161.html

 

 

感想

 記憶の彼方の幼馴染の件、こんだけ引っ張るしそっちじゃないんだろうなぁと思ってたらラストで案の定。今巻自体は主人公の過去が詳らかにされたりもしたものの、夏休みなので当然メインのお話である生徒会選挙は何一つ進まない休憩回でした。海に行くってことでおきまりのラッキースケベ案件があるんですが、まぁまぁ内容がえげつなくて笑ってしまう。年頃の女の子がそこまで見られたら好きな人でも結構引きずるのでは……? 知らんけど。

 ヒロインの方はかなり距離を詰めてきてるんですが、主人公の方が「自分なんて……」とかごちゃごちゃ考えてしまうパターン。ウジウジが似合うタイプでもないし、格好良さで売ってきてるはずの主人公なのに、そっちの方向に走って大丈夫なのかというのはちょっと懸念ですね。

 後今更ですが、この兄妹の会話、楽しくないわけじゃないんだけども、文章で読むとどうも読んでるこっちが小っ恥ずかしくなってくるノリなんですよね。オタクの会話って端から見たらそういうもんなんでしょうけども。とはいえ、ここまで付き合ってきて本作のノリとも大分わかり合えてきた気がします。次巻は .5巻らしい。お前もか……。