あすはひのきになろう

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真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました8/ざっぽん(角川スニーカー文庫)【感想】

 

2022年2月6日読了。

 

あらすじ

「新たな勇者が現れました。彼はゾルタンに向かっています」
 唯一にして世界最大の宗教である聖方教会が擁立した新たなる『勇者』ヴァン。
無垢さと危うさをはらむその少年は、かの大英雄であるテオドラさえも戦慄させる程の力を示していた。
 一方、レッド達は聖方教会がゾルタンに座礁している魔王の船を回収しようと接近している事を知り警戒を厳にする。
「ねぇ……たまにはゾルタンを離れてゆっくりしない? 勇者ヴァンがいなくなるまで遠くでのんびりしようよ」
新たなる勇者との衝突を避ける為、レッド、リット、ルーティはゾルタンから離れた村で一時バカンスを楽しむことにするのだが!?

出典:https://sneakerbunko.jp/product/shinnonakama/322003000332.html

 

 

感想

 新章開幕。今巻はかなりスローライフしていたんじゃないか?(当社比) ダナンと手合わせしたあとは、ゾルタンを離れ田舎の村でのんびり。プロローグではいきなり神様が出てきてびっくりしましたね。うげうげさんの活躍も多くて満足。なんか後の展開につながりそうな要素もチラホラ。レッドやテオドラのように変わっていく者もあれば、ダナンやヤランドララのようにさほど変わらない者もあって、そのどちらあり方も受け入れ認めているところが好ましい。新たな勇者・ヴァンは自分の考えに従わない者は全部排除する方針なので、対比的ですね。ヴァンの加護もどうもルーティの持つ『勇者』の加護とは微妙に違ってそうな気配が。少しずつこの世界の核心に近づいてきているようですが、果たしてどのような決着を迎えるのか。