あすはひのきになろう

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スパイ教室02 《愛娘》のグレーテ/竹町(富士見ファンタジア文庫)【感想】

 

2022年1月7日読了。

 

あらすじ

『灯』最強のメンバーを選抜!? 最高のチームを結成せよ!

不可能任務を見事達成した新生スパイチーム『灯』。次のミッションは冷酷無惨の暗殺者《屍》の殺害。より過酷な任務に、クラウスは現時点における『灯』最強メンバーを選抜することになり――。

出典:https://fantasiabunko.jp/product/202001spy/321912000728.html

 

 

感想

 1巻に比してキャラクターとギミックがしっかり結びついていた点が良かったと思います。8人を一度にわちゃわちゃさせるのではなく、4人ずつに分断したのも前巻のごちゃつき具合を考えれば妥当な判断でしょう。このぐらいの人数が、今の作者にとっても読者にとってもちょうど良い人数に感じられます。どうも敵キャラが小物臭くってあんまりバトルに熱くなることは出来ませんでしたが、キャラの掘り下げも、諸々の種明かし*1も、前巻より劇的さはなくとも納得感がありました

 ただ、イラストの使い方はやっぱり疑問を覚えます。人気投票で1位のキャラが表紙を飾ったそうですが、サブタイのキャラと表紙のキャラが違うってそんなことある? 特にこのシリーズは1巻につき1ヒロインっぽい作りなのに、今巻のキャラが不憫すぎる……。

*1:何故落ちこぼれ4人が選抜されたのか、何故グレーテがクラウスに惚れたのかなど