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明日の世界で星は煌めく【感想】

 

明日の世界で星は煌めく (ガガガ文庫)

明日の世界で星は煌めく (ガガガ文庫)

  • 作者:ツカサ
  • 発売日: 2019/11/19
  • メディア: 文庫
 

 2020年9月7日読了。

あらすじ

“終わった世界"で二人の旅が始まる――
その境遇から「魔女」と呼ばれてきた少女・南戸由貴の環境は、高校へ進学しても変わらず、暗い日々が続いていた――続くはずだった。入学式の翌日、世界は終わった。街にあふれた生気のない人型の怪物・屍人にによって、人類は終末をもたらされた。
それから一ヵ月。由貴は事件から行方不明となった父親の遺した“魔術"と使い魔の力によって生き延びていた。
ある日のこと、生活用品の補充のため屍人が溢れる街へと繰り出した帰り道、由貴は銃声を耳にする。自分の暮らす街に助けたいと思える人間はいない。そう考える由貴だったが、かつて、一人だけ、中学時代に仲良くなった少女がいた。転校した彼女のことを思い出し、奮起し助けるために銃声の方へ由貴が向かった先で出会ったのは、まさに転校したその少女・榊帆乃夏だった――。
帆乃夏の目的のため、由貴は協力することにしたのだが……。

銃皇無尽のファフニール』『ノノノ・ワールドエンド』のツカサ×『ふりだしにおちる!』『先パイがお呼びです』のむっしゅによるガールズサバイブストーリー、開幕!

出典:https://www.shogakukan.co.jp/books/09451819

 

 

感想

 詩的なタイトルに惹かれて購入。ゾンビ、世界滅亡、魔法、百合、二人旅といろいろな要素が詰め込まれています。作者は本作が50作目と言うことで、読みやすいですし、ストーリーも起承転結がしっかりしていてわかりやすいのですが、この作品の独自色が見えてこなかったのが残念です。ストーリー自体も予想を裏切るような展開はなく、次巻への引きもあるにはありますが強いとは言いがたいと感じました。世界観の説明とかプロローグ的な側面が強く、物語自体あまり進まなかったことも原因かも知れません。決して駄作ではないのですが、続刊を買うかどうかは微妙です。