あすはひのきになろう

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継母の連れ子が元カノだった 昔の恋が終わってくれない【感想】

 

 2020年9月18日読了。

あらすじ

実はまだ好き同士な元カップルが――親の再婚できょうだいに!?

「僕が兄に決まってるだろ」「私が姉に決まってるでしょ?」親の再婚相手の連れ子が、別れたばかりの元恋人だった!? “きょうだい”として暮らす二人の、甘くて焦れったい悶絶ラブコメ――ここにお披露目! 

出典:https://sneakerbunko.jp/product/motokano/321808000429.html

 

 

 感想

 あらすじから分かるとおりニヤニヤラブコメです。ニチャつき止まらん。何とかしてくれ。

 もう少し真面目に説明すると、これ男子と女子両方の視点で交互に話が進むんですが、読者視点からは双方の心情が読めるって言うのが大きなポイントになってるんだと思います。一つ一つのイベント自体はラブコメとしては珍しいものではないんですが、視点が二つあることによってそれぞれどういうように考えているのかがわかって面白いんですね。あとは設定も秀逸です。物語開始時から既に時間軸を取り込んでいて、現在の義理のきょうだいという関係性と、過去の恋人同士という関係性の両方のエピソードを描けるようにしています。両者がお互いのことをかつてはどう思っていて、その思いが現在変わっている部分と、変わっていない部分と、変わっていないけど認めがたい部分とがあって、というのを上手く描いていて読んでいる側としてはじれったい……となります。

 今後の膨らませ方もいろいろ出来そうですし、主人公の友人ポジの男女にも何か裏がありそうです。既刊5巻まで出てるみたいですが、続刊も期待して読みたいと思います。