あすはひのきになろう

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裏世界ピクニック4 裏世界夜行【感想】

 

 2020年11月10日読了。

 

あらすじ

 大人気の怪異探検シリーズ 深みにはまりゆく第4巻

季節は、やがて冬へ。閏間冴月を信仰する団体による襲撃ののち、拠点となっていた〈山の牧場〉を調査する空魚と鳥子たち。裏世界はいまだに危険な謎だらけ、でもだからこそ未知の探検の魅力にも満ちている。それぞれの想いが深まるなか新たな怪異が――ここから先はもう戻れない、女子ふたり怪異探検サバイバル!

出典:https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000014409/

 

 

感想

 主人公たちが大分裏世界になれてきてて、だんだん舐め始めてる感じがあるので、そろそろ一発エグいの欲しいっちゃ欲しいですね。まぁじわじわ侵食が進んでて今回も大概ではありましたが。これまでに比べて結構二人の関係性に作品の中心が移りはじめた感じがします。明らかに互いに広い意味で意識してますし、空魚の内面も大分明らかになってきたように思います。ただ、その分恐怖の要素は初期よりちょっと抑えめな印象を受け、どこに作品の軸を置くかによって今後の展開に影響しそうです。個人的には「招きの湯」のオチみたいな「えっ結局どういうことなん?」みたいになるやつがホラーでは好きです。