あすはひのきになろう

ライトノベルを中心にいろんなコンテンツの感想を記録していきたいブログ

可愛ければ変態でも好きになってくれますか? 12【感想】

 

  2021年2月23日読了。

 

あらすじ

「俺には、好きな人がいるんだ」唯花ちゃんの気持ちと、紗雪先輩の想い、それらを踏まえて自分のなかの答えに辿り着いた俺、桐生慧輝。唯花ちゃんにようやく返事をしたものの翌日から学校で会うのも気まずい……って、俺の昨日の発言が書道部メンバーにも知れ渡ってしまった!? 俺の想い人が誰なのかを知りたい変態娘たちに追いかけまわされることに。俺が本当に好きな相手は――。そしてついにバレンタインデーがやってきた。初めて瑞葉以外の人からチョコをもらって喜ぶ俺が昇降口に向かうと、いつになく真剣な表情の真緒がいて……。新感覚変態湧いてくる系ラブコメ、まだまだ続くよ第12弾!

出典:https://mfbunkoj.jp/product/hensuki/322010000007.html 

 

 

感想

 「まだまだ続く」とか言いだしたら大体もうすぐ完結する、俺は詳しいんだ。

 ようやくヒロイン確定です。読者人気の考慮というよりはやはり物語的な収まりの良さが優先されたというか、もともとこの子の予定で書いていたんだろうなぁという感じです。まぁ3年前のバレンタイン企画で新規イラストが描き下ろされたキャラ的にまぁそうなんだろうなみたいな気は薄々していました。とはいえ、脱落したヒロイン勢もほとんど悲壮感はなく、それ自体は全然良いのですが、あんまり大きな変化が感じられず、告白シーンも割と淡泊な気がして、終始淡々と進んでいった印象を受けました。これ僕だけですかね? ラストシーンは急なマジレスって感じで、それ10年前に『俺妹』(ネタバレにつき反転)がやらなかった?と思ったり思わなかったり……。いずれにしろ、無理に引き延ばさず、きっちり幕を引いてくれたらなぁと思います。