あすはひのきになろう

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結婚が前提のラブコメ 2【感想】

 

2021年8月26日読了。

 

あらすじ

早乙女カレン。その恋、春雷のごとく。
“結婚できない人を結婚させる仲人"、白城縁太郎は今日も婚活女子のサポートに奔走している。

とあるイベント婚活で、結衣とカレンの気になる相手がバッティングしてしまう。

ひとつ間違うと、恋の修羅場になりかねない。
縁太郎は仲人として平等に接そうとするのだが――。

「縁太郎、あなたは全力で結衣をサポートなさい。それでようやく、私と対等になるというものですわ」

カレンの申し出は、明らかに自分に不利となるものだった。

縁太郎は改めて思う。

上流階級の世界に戻るべく、金持ちとの結婚にこだわるカレン。
しかし裏腹に、彼女はいつも誰かを優先し、損な役回りを引き受けている。

彼女にとって婚活とは――“本当に幸せな結婚"とは、なんなのだろう。


ぜったい結婚したい系婚活ラブコメ、心が疼き出す第2幕

出典:https://www.shogakukan.co.jp/books/09451852

 

 

感想

 前代未聞の婚活ラブコメ第2弾。生臭坊主が良い味出してたように思います。やはりラブコメにはこういう外部から揺さぶりかけてくるキャラがいると話が転がりやすいですよね。

 カレンが何故玉の輿を狙うのか、その真の理由が明かされる回でしたが、順当に面白かったです。展開に意外性はないですし、悪役となる黒峰の小物臭がすごいのでそこら辺の盛り上がりもそれほどないんですが、やっぱり題材が新鮮なだけあって、大枠がガキ同士中高生のラブコメとは全然違うのが面白いですね。カレンの人物像の掘り下げも丁寧だったし、主人公がシンプルに良い奴なのも悪くない。良い奴過ぎてあんまり度を越すと不気味に見えそうですが……。ともあれ、続刊もいずれ読みたいと思います。