あすはひのきになろう

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新米錬金術師の店舗経営01 お店を手に入れた!/いつきみずほ(富士見ファンタジア文庫)【感想】

 

2022年8月24日読了。

 

あらすじ

めざせ一人前の国家錬金術師

王立錬金術師養成学校を卒業した少女のサラサは、師匠から一軒のお店をプレゼントされる。マスタークラスの立派な錬金術師になるため、採取や錬成、販売に……。自分だけの工房で、悠々自適な錬金スローライフ

出典:https://fantasiabunko.jp/product/201909tenpokeiei/321905000222.html

 

 

感想

 文章で読むメリットをそんなに感じないけど、アニメとかになったら割と見れそうなこの感じ、『スライム倒して300年~』を想起しますね。ということで来期(2022年秋クール)からアニメをやるらしい(リンク)。

 稼げる代わりにめちゃくちゃ狭き門の国家錬金術師になった主人公が、片田舎に店舗を構えるお話。孤児でもなれるし錬金術師の門戸は開かれている!と作中で主人公が言う一方で、作者があとがきで「格差社会ですね!」「地域格差ですね!」と言い切っているのが趣深い。錬金術師めっちゃ稼げる!みたいな話を最初するのに、後々実はそんなに稼げるわけでもなくて……みたいにちょっと修正してくるのもじわじわくるし、主人公の師匠が優秀かつ金持ちで、結果的に主人公が超太い実家持ちみたいな援助受けてるのもいやぁ……なかなか……といった感じ。スローライフものですし、これくらいの癖のなさが丁度良い気がする一方で、特に光るものも見出せませんでした。