あすはひのきになろう

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聖剣学院の魔剣使い/志瑞祐(MF文庫J)【感想】

 

2022年8月18日読了。

 

あらすじ

見た目は子供、中身は魔王!? お姉さん達と学園ソード・ファンタジー

最強の魔王レオニスは、来たるべき決戦に備え自らの存在を封印した。だが、1000年の時を超えて目覚めたとき、彼はなんと10歳の少年の姿に戻っていた!「なんでだ!?」「君、どうしてここに閉じ込められていたの? もう大丈夫よ。お姉さんが守ってあげる」。〈聖剣学院〉に所属する美少女リーセリアに保護されたレオニスは、変わり果てた世界に愕然。未知なる敵〈ヴォイド〉、〈第〇七戦術都市〉、武器の形をとる異能の力――〈聖剣〉。聞き慣れない言葉に戸惑いつつも、彼は〈聖剣学院〉に入学することに。魔術の失われた未来世界で、最強魔王と美少女たちの織りなす聖剣と魔剣の学園ソード・ファンタジーが幕を開ける!

出典:https://mfbunkoj.jp/product/seikengakuin/321812000465.html

 

 

感想

 う~ん、決してつまらないというわけではないのですが、キャラも世界観もストーリーも全部60点、という感じでした。

 ベテランらしい読みやすさ、テンポの良さはあるものの、開幕1ページ目でオリジナル用語のオンパレードなのは「おっ」という感じで身構えさせられますし、その割には斬新さのある要素が見当たらず、ストーリーも大体こうなるやろなぁ、という方向に進んでいく。余程俺TUEEEが大好き、とかなら話は違うんでしょうが、いまいち本作のオリジナル性、強みが見出しにくく、既存作の再生産にとどまっているという印象を受けました。

 とはいえ、それなりの巻数を重ねているのも事実ですし、世にはこういった作品を求めている読者もきっとたくさんいるのでしょうね。