あすはひのきになろう

ライトノベルを中心にいろんなコンテンツの感想を記録していきたいブログ

わたし、二番目の彼女でいいから。2/西条陽(電撃文庫)【感想】

 

2022年2月18日読了。

 

あらすじ

「二番目」が二人いても、いいでしょ? 危うい関係は崩壊し、そして――。

「私、二番目の彼女でいいから」

 彼女のその言葉に甘えて、俺はみんなに隠れていまも、悪いことを重ねている。
 早坂さんと夜の教室で二人、いけないことをして。橘さんと真夜中、こっそり見知らぬ駅でキスを交わす。そんな早坂さんと俺と橘さんの甘い泥沼は、けれど。

「今度、私の全部をあげるね。だから、ちゃんと受け止めてね。逃げないでね」

 大胆になっていく好意の果てで、もう、落としどころを見つけられない。
 一番目じゃなくて、いいはずなのに。
 二番目のままでも、いいはずなのに。
 互いに言い訳をしながら、競うように壊れていく俺たちの関係。100%危険で、甘美で、嫉妬にまみれた恋の挙句の果てに、彼女が口にする言葉は――。

出典:https://dengekibunko.jp/product/322109000023.html

 

続きを読む

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん3/燦々SUN(角川スニーカー文庫)【感想】

 

2022年2月17日読了。

 

あらすじ

アーリャさんとお家デート!?ロシアンJKとの青春ラブコメ、第3弾!

 討論会で勝利したことで一躍、クラスメート達からの称賛を浴びるアーリャ&政近ペア。
沙也加の思いを背負い、二人は会長選に向け決意を新たにする!
 まずは目の前の期末試験に向け勉強に励む政近であったが、消し去れぬ周防家との因縁が思わぬ形で現れ、政近は体調を崩してしまって――
「有希さんに頼まれたの。あなたを看病してあげて欲しいって」「……」【嘘だけど】(うぐふっ!)
心配でいてもたってもいられなくなったアーリャさんが政近の自宅に押しかけてきて!?
 不器用で献身的な"孤高のお姫様"の介抱はニヤニヤ必至!
 大人気ロシアンJKとの青春ラブコメディ第3弾。

出典:https://sneakerbunko.jp/product/roshidere/322106001160.html

 

続きを読む

サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと/依空まつり(カドカワBOOKS)【感想】

 

2022年2月14日読了。

 

あらすじ

奇跡に詠唱は要らない――気弱で臆病だけど最強な魔女の物語、書籍で新生!

無詠唱魔術を使える世界唯一の魔術師〈沈黙の魔女〉モニカは、超がつく人見知り!? 人前で喋りたくないというだけで無詠唱を使う引きこもり天才魔女、正体を隠して第二王子に迫る悪をこっそり裁く極秘任務に挑む!

出典:https://kadokawabooks.jp/product/silentwitch/322012000450.html

 

続きを読む

愛じゃないならこれは何/斜線堂有紀(集英社)【感想】

 

2022年2月13日読了。

 

あらすじ

斜線堂有紀のはじめての恋愛小説集。

『きみの長靴でいいです』
天才ファッションデザイナー・灰羽妃楽姫は、二八歳の誕生日プレゼントに、ガラスの靴を受け取った。
送り主は、十年来の妃楽姫のビジネスパートナー、そして妃楽姫がいつか結婚すると信じている男、妻川。
人生の頂点に到達しようとしている妃楽姫だったが、しかし次の瞬間彼女が聞いたのは、妃楽姫以外の女との、妻川の結婚報告だった。

『愛について語るときに我々の騙ること』
「俺さ、ずっと前から新太のことが好きだったんだ。だから、付き合ってくれない?」
そういう男――園生が告白しているのは、私――鹿衣鳴花に対してだった。私たちの関係は、どこに向かおうとしているのか。
男と男と女のあいだに、友情と恋愛以外の感情が芽生えることはあるのだろうか。

『健康で文化的な最低限度の恋愛』
美空木絆菜は死にかけていた。会社の新入社員、アクティブな好青年、津籠の気を引きたかった絆菜は、彼の趣味――映画にもサッカーにも、
生活を犠牲にして一生懸命頑張って話を合わせた。そして今、絆菜は孤独に山の中で死ぬかもしれない。どうしてこんなことに。

『ミニカーだって一生推してろ』
二十八歳の地下アイドル、赤羽瑠璃は、その日、男の部屋のベランダから飛び降りた。男といっても瑠璃と別に付き合っているわけではない、
瑠璃のファンの一人で、彼女が熱心にストーカーしているのだ。侵入した男の部屋からどうして瑠璃が飛び降りたのか、話は四年前にさかのぼる――。

『ささやかだけど、役に立つけど』
初めて高校の放送部の部室で鳴花と出会った時に、自分はいつか彼女と付き合うんじゃないかと、園生は思った。
しかしそれから十年経って、彼女と自分の関係に、新太が加わった。二人よりも三人のほうが、ずっと安定している。
自分たちは、このまま死ぬまで三人なのだろう――でも、それでいいのだろうか。

出典:https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-790068-2

 

続きを読む

現実でラブコメできないとだれが決めた? 4/初鹿野創(ガガガ文庫)【感想】

 

2022年2月14日読了。

 

あらすじ

これは、彼女が彼女になる前の話--。
激動の生徒会選挙は、だれも予想しない結末で幕を閉じた。
「こんなはずじゃなかった」耕平は混乱し、後悔し、それでもみなの想いが、成し遂げたい理想があるから、次の策を必死に考える。だが彼の前に、“メインヒロイン“が姿をあらわす。
「こんな現実でも――認めるしか、ないんだよ」彼女の口から語られるのは、かつてあった、そしてこれから起こるであろう“現実“の話。――清里芽衣という一人の少女の、過去と現在の話。
『実現するラブコメ』は、現実の大きな壁に阻まれる。

出典:https://www.shogakukan.co.jp/books/09453028

 

続きを読む

現実でラブコメできないとだれが決めた? 3/初鹿野創(ガガガ文庫)【感想】

 

2022年2月13日読了。

 

あらすじ

第三章 生徒会長ヒロインを確立せよ!
7月初旬、耕平はとあるラブコメを画策していた。
それは、日野春幸先輩の推薦人として“生徒会選挙イベント"を実現すること!
庶務・会計監査を務める彼女なら、必ず立候補するはず。
選挙を通じて、育まれていくヒロインとの関係。密かに芽生える恋心・・・・・・。
そんな妄想を胸に意気込む耕平だが、先輩は選挙に出馬しないつもりらしい!?
あの手この手を尽くすが、なかなか意志は固いよう。すると、その様子を見た鳥沢から、ある頼み事を持ちかけられる--。
さまざまな思惑が交差する、『実現する』ラブコメ第三弾!

出典:https://www.shogakukan.co.jp/books/09453006

 

続きを読む

デルタの羊/塩田武士(KADOKAWA)【感想】

 

2022年2月12日読了。

 

あらすじ

『罪の声』『騙し絵の牙』映画化。一番新作が待たれる作家、2年ぶりの新刊
製作委員会、制作会社、ゲーム、配信、中国、テクノロジー、コロナ後…… これが日本のアニメの“リアル”!

「俺たちはあまりに善人だ」
「誰かが羊飼いにならなきゃ、日本アニメは地盤沈下していく」

アニメ製作プロデューサー・渡瀬智哉は、念願だったSF小説アルカディアの翼』のテレビアニメ化に着手する。
しかし業界の抱える「課題」が次々と浮き彫りとなり、波乱の状況下、窮地に追い込まれる。
一方、フリーアニメーターの文月隼人は、ある理由から波紋を広げる “前代未聞のアニメ”への参加を決意するが……。

アニメに懸ける男たちの人生が交差するとき、【逆転のシナリオ】が始動する!

出典:https://www.kadokawa.co.jp/product/321804000674/

 

続きを読む

線は、僕を描く/砥上裕將(講談社)【感想】

 

2022年2月9日読了。

 

あらすじ

2020年本屋大賞第3位!

「ブランチBOOK大賞2019」受賞!
「未来屋小説大賞」第3位
「キノベス!2020」第6位

小説の向こうに絵が見える! 美しさに涙あふれる読書体験

両親を交通事故で失い、喪失感の中にあった大学生の青山霜介は、アルバイト先の展覧会場で水墨画の巨匠・篠田湖山と出会う。なぜか湖山に気に入られ、その場で内弟子にされてしまう霜介。それに反発した湖山の孫・千瑛は、翌年の「湖山賞」をかけて霜介と勝負すると宣言する。
水墨画とは、筆先から生みだされる「線」の芸術。
描くのは「命」。
はじめての水墨画に戸惑いながらも魅了されていく霜介は、線を描くことで次第に恢復していく。

絶賛の声、続々!!!

自分の輪郭を掴む、というのは青春小説の王道たるテーマと言っていい。それを著者は、線が輪郭となり世界を構成する水墨画と見事に重ね合わせてみせた。こんな方法があったのか。
青春小説と芸術小説が最高の形で融合した一冊である。強く推す。
                               ――大矢博子(書評家)

水墨画という非言語の芸術分野を題材にした小説で、架空の登場人物が手にした人生とアートの関係性、時空をも越えたコミュニケーションにまつわる真理を、反発心や違和感など一ミリも感じることなく、深い納得を抱いて受け取ることができた。それって、当たり前のことじゃない。一流の作家だけが成し遂げることのできる、奇跡の感触がここにある。
                               ――吉田大助(ライター)

"点"は意志を持てば"線"になり、
誰かと誰かを繋ぐ
いつしか"縁"となる
線は、僕を描く
新しい自分を何度でもはじめよう
                               ――金井政人(BIGMAMA)

心の中に静かな水滴が落ちて、
その波紋が何処までも残っている
この先の僕を描く
一部になってくれた本です
                               ――加藤慎一フジファブリック
                                
美しさに温かさに涙があふれる。いつまでも読み終わりたくない傑作。
漫画版センボク、全4巻完結!!!
漫画は『この剣が月を斬る』の堀内厚徳さん。漫画内の水墨画は砥上裕將さんによるものです!!

出典:https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000317710

第59回メフィスト賞受賞作品。受賞時のタイトルは『黒白の花蕾』。

続きを読む

魔法少女ダービー/土橋真二郎(電撃文庫)【感想】

 

2022年2月7日読了。

 

あらすじ

最後の1頁まで予測不能な、ヒロイン「代理」レース開幕!

魔法少女まどか☆マギカ』監督・新房昭之 絶賛!

【初回生産限定】ネタバレ注意! リバーシブルカバー

 俺の娘は魔法少女だそうだ。
 未来からやってきた魔法少女・ホノカは、犬猿の仲のスポーツ少女・久遠咲希と俺の子供らしい。マジか、俺とアイツが恋仲になるのか……。
 混乱しているうちに、クラスメイトとも恋愛フラグが立って、別の世界線からも娘がやってきてしまう。

「アンタ、手当たり次第にフラグを立てるんじゃないわよ! 私のママと付き合うの!」
「いえいえ、私のママとです。家事も完璧。将来のことを考えましょう」

 こいつら、勝手に俺と自分のママをくっつけようとしてくるんだが!? そして俺の部屋で喧嘩しないでくれよ、魔法で壊れるから!
 
 騒がしくも平和な日々。こんな生活も悪くない。
 ――そう思っていた。

 最後の1頁まで予測不能! 未来を賭けた恋の“ダービー”の行方は……?

『扉の外』土橋真二郎 最新作!
“壮絶な”恋の物語が始まる――!

出典:https://dengekibunko.jp/product/mgderby/322101000092.html

 

続きを読む

ブービージョッキー!!/有丈ほえる(GA文庫)【感想】

 

2022年2月6日読了。

 

あらすじ

「わたしの馬に乗ってくれますか?」
若き騎手の前に現れたのは――超絶美女の馬主だった!?
萌えて燃える、熱狂必至の競馬青春コメディ!

19歳の若さで日本最高峰の重賞競走・日本ダービーを制した風早颯太。
しかしそんな栄光も今は昔。勝てなくなり、ブービージョッキーと揶揄される颯太の前に現れたのは――
「この子に乗ってくれませんか?」
可憐なサラブレッドを連れた、超セレブなお姉さんだった!?
「わたしが下半身を管理します!」
「トレーニングの話ですよね!?」
美女馬主・美作聖来&外見はお姫様なのに中身は怪獣の超良血馬・セイライッシキ。ふたりのセイラに翻弄されながらも、若き騎手は見失っていた情熱を取り戻していく。
「あなたのために勝ってみせます」
萌えて燃える、熱狂必至の競馬青春コメディ。各馬一斉にスタート!

出典:https://ga.sbcr.jp/product/9784815614393/

 

続きを読む