あすはひのきになろう

ライトノベルを中心にいろんなコンテンツの感想を記録していきたいブログ

紙鑑定士の事件ファイル 偽りの刃の断罪/歌田年(宝島社)【感想】

 

2022年10月17日読了。

 

あらすじ

このミステリーがすごい!』大賞 大賞受賞作&

読書メーター「読みたい本ランキング」单行本部門

月間(2020年1月6日~2020年2月5日)第1位

『紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人』に続く、

紙の蘊蓄(うんちく)が楽しめる連作短編集!

 

フィギュア造形の蘊蓄で野良猫虐待事件を解決し、印刷の知識で父を喪った少年の心を開く。さらに凶器が消えた殺人事件の謎を、コスプレの技術で暴く!?

 

どんな紙でも見分けられる男・渡部(わたべ)の紙鑑定事務所には今日も、紙にまつわる一風変わった依頼が舞い込む。

紙粘土のようなものをぶつけられて怪我をした野良猫たち。漫画の単行本を「不良品だ」と言って、心を閉ざす少年。そして、凶器が消えた奇妙な殺人事件――。

プラモデル造形家・土生井(はぶい)やフィギュア作家・團(だん)の知識を借りながら、渡部は複雑な謎を解決していくが……。

紙・フィギュア・アメコミ・印刷・コスプレなどさまざまな分野の蘊蓄を詰め込んだ、全三作の連作短編集!

出典:https://tkj.jp/book/?cd=TD027467

 

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法廷遊戯/五十嵐律人(講談社)【感想】

 

2022年10月16日読了。

 

あらすじ

第62回メフィスト賞受賞! 森博嗣に憧れた天才司法修習生が描く、感動と衝撃の傑作ミステリー
読書メーター読みたい本ランキング1位(単行本部門 日間・週間2020/3/25調べ)

2020年ミステリランキングに軒並みランクイン!
「ミステリが読みたい!」2021年版(早川書房)国内篇3位&新人賞受賞
このミステリーがすごい!」2021年版(宝島社)国内編3位
週刊文春」ミステリーベスト10 文春図書館2020国内部門4位
「2021本格ミステリ・ベスト10」(原書房)国内ランキング9位

<あらすじ>
法曹の道を目指してロースクールに通う、久我清義と織本美鈴。二人の過去を告発する差出人不明の手紙をきっかけに不可解な事件が続く。清義が相談を持ち掛けたのは、異端の天才ロースクール生・結城馨。真相を追う三人だったが、それぞれの道は思わぬ方向に分岐して――?

<絶賛の嵐!>
たんにリーガル・スリラーだけの面白さだけではなく、青春の苦みも剔出していて印象に残る仕上がりだ。大胆な挑戦にみちた作品であり、将来が実に頼もしい新人でもある。――池上冬樹(文芸評論家)

裁判をめぐる議論がそのまま人間ドラマになだれこみ、制裁と救済が法と情で二重に語られる。注目すべき新人作家だ。――円堂都司昭(文芸・音楽評論家)

今年大注目の本格ミステリであり、必読のリーガル・サスペンスであり――そして自信を持って推薦する青春ミステリの佳作である。――大矢博子(書評家)

まさに本格ミステリの美が凝縮されており、圧巻の一言に尽きる。――末國善己(文芸評論家)

正面切って法の問題を扱いながら難解な箇所がなく、全篇を楽しめる。作者はエンターテインメントの作法をしっかり理解しているからだろう。――杉江松恋(書評家)

法律に関する知識や真摯な考察と、外連味たっぷりな劇的エンタテインメント性とを両立させているのだから、これは無敵と言っていいだろう。――千街晶之(ミステリ評論家)

リーガルミステリーの歴史に、新たな傑作が加わった。――吉田大助(ライター)

<著者より>
法律は、世界の見え方を変えてくれました。自堕落な生活を送っていた大学生の僕にとって、法律学との出会いはそれくらい衝撃的なものでした。堅苦しくないし、退屈じゃない。むしろ、その面白さや奥深さに魅了されて、気付いたときには法律家の道を志していました。「法廷遊戯」は、僕が知っている限りの法律の魅力を詰め込んだ小説です。読み終えたとき、法律や裁判の印象が変わっていたら、黒と白の間にある灰色について考えていただけたら、著者としては幸甚の至りです。よろしくお願いいたします!

出典:https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000328549

 

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メイド喫茶探偵黒苺フガシの事件簿/柴田勝家(星海社FICTIONS)【感想】

 

2022年10月15日読了。

 

あらすじ

「ボクはメイド喫茶が好きだ」
メイド喫茶が大好きな“ボク”が秋葉原で出逢った美人メイド・黒苺フガシさんは、秋葉原中に“推し”とメイド人脈を張り巡らせた「メイド喫茶専門の探偵」だった!
馴染みのメイド喫茶〈はぴぶる〉で発生した密室殺人現場に連行され、“ボク”はフガシさんの犯人捜しに付き合わされることに!

破格のSF作家にして破格のメイドカフェ愛好家、柴田勝家がついにミステリとしてのメイド喫茶の世界を書き尽くす!
メイド探偵フガシさんの推理が冴え渡る、メイド喫茶×本格ミステリ

出典:https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000366369

 

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お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件6/佐伯さん(GA文庫)【感想】

 

2022年10月14日読了。

 

あらすじ

夏の思い出、二人の触れ合い――
TVアニメ化決定の大人気焦れ甘ラブストーリー、第6弾

真昼の支えもあり、過去の苦い思い出と正面から向き合うことができた周。
実家で真昼を可愛がる両親と、家族のぬくもりを喜ぶ真昼の姿を微笑ましく眺めながら、改めて隣にいてくれる彼女のありがたみを実感し、真昼のそばに居続ける決意と覚悟を新たにした。
夏も終わりに近づき、二人で浴衣を着て出掛けた夏祭り。少しずつ素直に気持ちを伝えあうようになった周と真昼の、夏の思い出は深まっていく――
可愛らしい隣人との、甘く焦れったい恋の物語。

出典:https://ga.sbcr.jp/product/9784815612009/

 

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魔導具師ダリヤはうつむかない ~今日から自由な職人ライフ~ 5/甘岸久弥(MFブックス)

 

2022年10月9日読了。

 

あらすじ

弟子入りに商会支援。“人との繋がり”がダリヤを次のステージへ!
友人、商会、騎士団。仕事を通じて“人との繋がり”を広げていく女性魔導具師のダリヤ。
彼女は、新たにオズヴァルドから魔導具師としての教えを受け、素材となるスライムの養殖場では研究主任イデアと意気投合する。そしてヴォルフの兄・グイードや彼の従者ヨナスとの出会いによって、ダリヤの縁はますます広がっていき――。
「スライムの養殖成功と、これからの魔導具開発を祈って、乾杯」
微風布や泡ポンプボトルの流行に制作の下請け拡大と、ダリヤの自由気ままな魔導具開発は、彼女の想像を超えて王都の人々の暮らしを豊かにしていて!?
魔導具師ダリヤのものづくりストーリー、成長と発展の第五弾、開幕!

出典:https://mfbooks.jp/product/dariya/322005000749.html

 

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三体Ⅱ 黒暗森林 上/下/劉慈欣(早川書房)【感想】

 

 

上巻2022年9月19日読了。

下巻2022年10月7日読了。

 

あらすじ

待望の第二章、いよいよ登場。地球vs三体の戦いが始まる。

葉文潔をリーダーに戴いた地球三体協会の瓦解により、地球は三体文明により侵略の危機的状況にあることが判明した。人類は、人類文明最後の希望となる「面壁者」を立てて立ち向かうことを決断する――! 13万部を突破した『三体』待望の第二部、ついに刊行!

出典:https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000014550/

 

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蝶と帝国/南木義隆(河出書房新社)【感想】

 

2022年10月3日読了。

 

あらすじ

20世紀初頭、帝政末期のロシア。時代の悪意に翻弄された一人の女性の愛と復讐を、新鋭が描破する。「百合×歴史×SF」傑作長篇。

出典:https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309030517/

 

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恋は暗黒。/十文字青(MF文庫J)【感想】

 

2022年10月1日読了。

 

あらすじ

十文字青×BUNBUN、伝説のタッグによる衝撃的新作、始動。

高良縊想星はどこにでもいる普通の高校生になりたかった。
好きで選んだわけではない「仕事」を隠して通う学校で、なぜかクラス一の美少女・白森明日美に告白されて付き合うことに。
舞い上がる想星だが、放課後や休日は「仕事」に追われてデートすらなかなかできず、すれ違う二人。
そんなある日、想星は「仕事場」で少し不思議な同級生・羊本くちなを目撃する。
実は、想星の「仕事」は暗殺者。どうして彼女がこんなところに――
絡み合う恋は甘くて苦く、せつなくて、なりたい「普通」は近くて遠い。
殺して命を奪う彼と、ふれただけで命を奪う彼女。ちょっぴりダークなラブコメ、開幕。

出典:https://mfbunkoj.jp/product/koikuro/322204000948.html

 

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琥珀の秋、0秒の旅/八目迷(ガガガ文庫)【感想】

 

2022年9月26日読了。

 

あらすじ

世界の時間が止まるとき、二人の旅が始まる
麦野カヤトは、高校の修学旅行で北海道の函館を訪れていた。
内気で友達のいない彼にとって、クラスメイトたちとの旅行は苦痛でしかない。
それでも周りに合わせてグループ行動を続けていた、そのとき。

世界の時が止まった。

まるで神様が停止ボタンを押したみたいに、通行人も、車も、鳥も、自分以外のあらゆるものが静止した。
喧騒が消え、静寂だけが支配する街のなか、
動ける人間は麦野カヤトただ一人……かと思いきや、もう一人いた。
地元の不良少女・井熊あきら。

「あんま舐めたこと言ってたらぶっ殺すかんな」

口調も性格もキツい彼女は、麦野とは正反対のタイプ。
とはいえ、この状況では自分たち以外に動ける者がいない。やがて二人は行動を共にする。

琥珀の世界」ーー数日前に死んだ麦野の叔父が、そう呟いていたことを麦野は思い出す。
叔父の言葉は、世界の時が止まったことに関係しているかもしれない。
そう思い立った二人は、時を動かす手がかりを求めて、叔父の家がある東京を目指す。

時が止まった世界のなか、二人きりの旅が始まった。

出典:https://www.shogakukan.co.jp/books/09453086

 

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朝比奈さんの弁当食べたい 1/羊思尚生(HJ文庫)【感想】

 

2022年9月25日読了。

 

あらすじ

それはきっと恋ではなく、 それは間違いなく愛だった。

クラス一の美少女・朝比奈亜梨沙がある日作ってきたマズそうな弁当に、高校生・牧誠也は一目惚れした。「朝比奈さんの弁当が食べたいから付き合って欲しい」。彼のそんな告白にバカにされたと思った亜梨沙は怒って誠也をフるが、彼の諦めない純真さと、悩みに寄り添う優しさに次第に惹かれていく。しかしある時亜梨沙は、誠也の人には言えない秘密を見かけてしまい――。
二人の仲はどこへ進むのか、そして誠也が亜梨沙の弁当に惹かれる理由とは。
切なくて、苦くて、愛しくて、美しい。青春物語開幕。

出典:https://firecross.jp/hjbunko/product/1526

 

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