あすはひのきになろう

ライトノベルを中心にいろんなコンテンツの感想を記録していきたいブログ

86―エイティシックス―Ep.6 ―明けねばこそ夜は永く―/安里アサト(電撃文庫)【感想】

 

2022年3月12日読了。

 

あらすじ

生きるために、すべきこと。それは――〈連合王国編〉、後編!

 誇り高く戦い、そして死ぬ。
 それが我らのさだめ。生への執着など、とうの昔に、はるか彼方に置いてきた。
 ……そう思っていた。そう信じていた。
 だが戦場へ臨み、潰され、壊され、朽ちることを良しとする〈シリン〉達の姿は、「エイティシックス」である彼らの目指す生き方が、只の狂気であると蔑む。
 生きる意味とは何か。苦悩するシン。シンを理解しようと心を砕くレーナ。
 だがその想いは不格好にすれ違ったまま――連合王国の命運をかけた「竜牙大山攻略作戦」の火蓋が、無情にも切って落とされる……!
 『連合王国編』完結のEp.6!
 戦わねば、生き残れない。だが戦えば生きられるわけでは、ない。

出典:https://dengekibunko.jp/product/86/321811001103.html

 

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ジェリーフィッシュは凍らない/市川憂人(東京創元社)【感想】

 

2021年3月11日読了。読んだのは単行本版。

 

あらすじ

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。その発明者であるファイファー教授を中心とした技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところが航行試験中に、閉鎖状況の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。さらに、自動航行システムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中、次々と犠牲者が……。21世紀の『そして誰もいなくなった』登場! 選考委員絶賛、精緻に描かれた本格ミステリ。第26回鮎川哲也賞受賞作。

出典:http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488025519

 

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転生したら剣でした 5/棚架ユウ(GCノベルズ)【感想】

 

2022年3月4日読了。

 

あらすじ

猫耳少女と共に剣としてその銘を異世界に刻み込め!ネット小説大賞受賞の無機物転生ファンタジー

ウルムットに到着した師匠とフラン。 当初の目的通りダンジョン攻略へと赴く二人に、 黒猫族の進化方法を知る者がいると情報が舞い込んできた。 その人物はダンジョンの最深部にいるダンジョンマスター。 目標としてきた進化に向けて奔走するフランだったが、 ダンジョン内に張り巡らされた高難易度のトラップに加え、 冒険者同士の騙し合いによる妨害と殺人で、攻略も一筋縄ではいかない。 さらに、圧倒的な力を感じさせる獣人族の長、 獣王が突如現れ、恐怖からフランの心は折れてしまうのだった……。

出典:https://gcnovels.jp/book/b124.html

 

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青のアウトライン 天才の描く世界を凡人が塗りかえる方法/日日綴郎(富士見ファンタジア文庫)【感想】

 

2022年2月26日読了。

 

あらすじ

努力は才能を超えるのか――青春芸術エンタメ!

『見惚れる』『圧倒される』『中毒性がある』『心奪われる』
彼女の描いた絵を見た誰もが抱く感想の数々は、
画家を志す高校生の俺にとって、喉から手が出るほど欲しいものだった。
何を描かせても“天才”と称される、芸術少女・柏崎侑里。
「ただ顔を見に来ただけ。絵は、描きたいときにしか描かない」
一番近くて一番遠い場所にいる、俺の幼馴染だ。
ある日から絵を描かなくなった彼女の影を追い、俺は絵筆を振るい続ける。
「何度だって描いてやる。才能を言い訳に、諦めたりはしない」
侑里に再び絵を描かせ、俺の絵で彼女を見返す、その日まで。
これは、青春を絵筆に捧げた凡人が“天才”に挑む物語だ。

出典:https://fantasiabunko.jp/product/202201blueoutline/322109001130.html

 

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86―エイティシックス―Ep.5 ―死よ、驕るなかれ―/安里アサト(電撃文庫)【感想】

 

2022年2月24日読了。

 

あらすじ

待ち受けるは新たな地、白い戦場――〈ロア=グレキア連合王国〉編、開幕!

 探しに来なさい――。
 シンが聴いた〈レギオン〉開発者・ゼレーネと思しき呼び声。レーナたち『第86機動打撃群』は、その姿……白い斥候型が目撃されたという「ロア=グレキア連合王国」へと向かう。……だが。
 それは生への侮辱か、死への冒涜か。
連合王国」で行われている対〈レギオン〉戦略は、あの〈エイティシックス〉たちですら戦慄を覚えるほどの、常軌を逸したものであった。
 極寒の森に潜む敵が。そして隣り合う「死、そのもの」が彼らを翻弄する――。
 《連合王国編》突入のシリーズ第5巻!

 雪山に潜む怪物たちが、彼らに、笑みとともに問いかける。

出典:https://dengekibunko.jp/product/86/321806000035.html

 

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継母の連れ子が元カノだった8 そろそろ本気を出してみろ/紙城境介(角川スニーカー文庫)【感想】

 

2022年2月24日読了。

 

あらすじ

カップルたちに“本気”の前進!? 恋乱れ咲く神戸旅行編!

会長・鈴理の提案で旅行に行くことになった生徒会。
水斗にいさな、星辺先輩、暁月と川波も誘い出し、勢揃いで向かう先は恋人の集う街・神戸!
港町に温泉街、夜景スポットを巡るなか、それぞれの恋の思惑、駆け引きが繰り広げられ――!?
そんな様子をROM専として眺める川波も、今回は例外ではないようで。
「――あたし、まだ、こーくんのこと普通に好きだよ」
恋愛感情アレルギー体質を治そうと、彼女モードの暁月による荒療治が始まった!
失った“あの頃”の関係、守ってきた一線、そして積み重ねてきた時間を、振り切るのは簡単ではないけれど。
ホンネでぶつかる恋が乱れ咲く、神戸旅行編!!

出典:https://sneakerbunko.jp/product/motokano/322106001158.html

 

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むかしむかしあるところに、死体がありました。/青柳碧人(双葉社)【感想】

 

2022年2月22日読了。

 

あらすじ

【2020年 本屋大賞ノミネート作】昔ばなし、な・の・に、新しい!鬼退治。桃太郎って……え、そうなの?大きくなあれ。一寸法師が……ヤバすぎる!ここ掘れワンワン。埋まっているのは……ええ!?
「浦島太郎」や「鶴の恩返し」といった皆さんご存じの《日本昔ばなし》を、密室やアリバイ、ダイイングメッセージといったミステリのテーマで読み解く全く新しいミステリ!「一寸法師の不在証明」「花咲か死者伝言」「つるの倒叙がえし」「密室龍宮城」「絶海の鬼ヶ島」の全5編収録。

出典:https://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-24166-2.html?c=30197&o=&

 

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ラブコメ漫画に入ってしまったので、推しの負けヒロインを全力で幸せにする/shiryu(角川スニーカー文庫)【感想】

 

2022年2月21日読了。

 

あらすじ

この子が負けヒロイン? なら俺が誰よりも幸せにする!!

 『幼馴染お嬢様が邪魔をして、普通のラブコメが出来ない』通称『おじょじゃま』、アニメ化も進行中のラブコメ漫画だ。俺の推しは、いわゆる負けヒロインの嶋田聖。クールに見えて、実は照れ屋でギャップが超可愛い。そんな彼女が今、目の前にいて……!?
(ああ、これは夢か。なら覚める前に一言――)
「好きだ」「なっ!? な、何を言っている、久村!?」
 どうやら俺は、友人キャラの久村司になっているらしいが、聖ちゃんに愛を伝えられたなら何だっていい。もう大満足だが一向に夢から覚めることはなく。
……もしかして、漫画の中に入り込んだ!? だったら全力で推しを幸せにしてやる!

出典:https://sneakerbunko.jp/product/osimake/322110000092.html

 

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アメリカン・ブッダ/柴田勝家(ハヤカワ文庫JA)【感想】

 

2022年2月20日読了。

 

あらすじ

人類の未来を問う。民俗学×SF作品集

アメリカ大陸で未曾有の災害が発生。取り残されたのは、仏教を信じ続けるインディアンだった。星雲賞受賞作を含む著者初の短篇集

出典:https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000014602/

 

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姫騎士様のヒモ/白金透(電撃文庫)【感想】

 

2022年2月20日読了。

 

あらすじ

悪徳の迷宮都市を舞台に、 一人の『ヒモ』とその飼い主の生き様を描く!

★第28回電撃小説大賞《大賞》受賞作★

 灰と混沌の迷宮都市『灰色の隣人(グレイ・ネイバー)』。
 数多のモンスターと財宝を孕むダンジョンの鮮烈な灯りの影には、必ず害虫が潜む。そんな掃き溜めに咲く汚れなき深紅の花が姫騎士・アルウィン。王国再興を志し秘宝を求めるダンジョン攻略の急先鋒――そして彼女に集る元冒険者・マシューは、この街に数いる害虫の一人だ。
 仕事もせず喧嘩も弱い腰抜け、もらった小遣いを酒と博打で浪費するクズ、そう人は罵る。

 ――しかし、彼の本当の姿を知る者はこの街にはいない。

「お前は俺の飼い主(おひめさま)の害になる――だから殺す」
「おい、てめぇ! ただの腰抜けじゃ……ッ!」
「内緒にしてくれよ。俺たちみたいな害虫が何をしているかなんて、彼女は知らなくていいんだ」

 ――彼は自らの手を汚すことを厭わない。

「マシュー、お前は私にとって大切な命綱だ」
「君が必要とする限り、俺はこの手を離さない。言っただろ。俺は君の『ヒモ』だって」

 ――全ては姫騎士様のために。

 選考会騒然! エンタメノベルの新境地をこじ開ける、衝撃の異世界ノワール

出典:https://dengekibunko.jp/product/himekishisamanohimo/322110000035.html

 

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